カフェインについてサンナナサロン的にまとめてみた【驚きの事実】
2019.12.06
サンナナサロン®︎ではコーヒーを飲んだときのカラダの変化についてお客様にお話しすることが多いです。
すると…先日こんな記事が話題になりました。
(記事の概要)
● JT(日本たばこ)のグループ会社がカフェインを電子たばこのように“吸う”ことができるデバイス「ston(ストン)」を12月3日に発売。
● 働き方改革の流れを受けて「時短でリフレッシュできるように」効率的にカフェインを摂取できることを目指した。
カフェインを摂取してリフレッシュ&リラックスしよう!という考え方のもとに商品化されたようです。
サンナナサロン®︎的には「う〜ん…」と思う部分があったりしますが笑、いい機会なので「カフェイン」っていうものについて一度しっかりとまとめてみようと思います。
カフェインってそもそも何モノなの!?
まずはWikipediaに書いていることを簡単にまとめます。
【カフェイン】
●興奮作用を持ち、世界で最も広く使われている精神刺激薬。
●カフェインはタンパク質がカラダに吸収される経路でカラダに吸収され、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用を引き起こす。
●コーヒーから分離されてカフェインと命名された(コーヒー=cofeeから分離されたのでカフェイン=cofeein《ドイツ語》)。
●主に、コーヒー飲料、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ココア、コーラや栄養ドリンクなどの飲料、チョコレートなどにカフェインが含まれます。
私たちの大まかな理解として「カフェインはコーヒーから抽出された化学物質」という理解で良いように思います。
(だって…カフェインの語源がコーヒなので🙂)
コーヒーを飲むと集中できる仕組みとは!?
カフェインは中枢神経を覚醒させて疲労や眠気を軽減する働きがあります。これは論文にも数多くまとめられています。
通常の量であれば学習と記憶に影響し、一般的に反応時間、覚醒、集中、運動コントロールを向上させることも論文にまとめられていますね。
問題はこの「通常の量」の定義ですが…
カナダ保健省によると「体重1kgあたり2.5mgが限度」とされています。
【推奨される1日当たり摂取上限】
●4–6歳…45mg
●7–9歳…62.5mg
●10–12歳…85mg
カフェイン85mgというのはコーヒーカップで半分ほどですので、小学校6年生の子どもにはコーヒー1杯は多すぎるということになりますね。
韓国では小中高校でコーヒーの発売が全面的に禁止されている
このような背景もありお隣の韓国では小中高校でのコーヒーの発売は法律で全面的に禁止されているようです。
社会背景として韓国では子供たちの受験勉強が日本より熾烈です。
その厳しい競争社会を勝ち抜くために子供たちがコーヒーを飲んで勉強することが過熱?したため、子供たちへの販売が法律で禁止されたようです。
カフェインを過度に摂取しすぎると逆に頭痛を引き起こす
カフェインには脳の血管を収縮させる作用があります。つまりコーヒーを飲むと脳の血管が細くなるのです。
カフェインのこの作用によりコーヒーを飲んだあと1時間くらいは一時的に頭痛を止める働きがあります。
また一方で、こんな実験データもあります。
カフェインを1日平均235mg摂取すると(コーヒー1杯あたりのカフェイン含有量が95mgなのでコーヒー3〜4杯相当)コーヒーを摂取した人の約52%が2日目に頭痛を経験するそうです。
前述のカナダ保健省の基準に照らし合わせると…
例えば体重70kgの人の一日の推奨カフェイン量は175mgですので…成人男性は一日にコーヒー2杯程度が良いですよ、ってことのようです。
妊娠と母乳育児とカフェインの関係って!?
よく聞くのが「周産期(妊娠期)はコーヒーを飲むのを控えてください」っていうアドバイスです。
英国食品基準庁は、妊婦さんはカフェインの摂取を1日200mg未満にしてくださいね、と発表しています。
これはインスタントコーヒーではカップ2杯、ドリップコーヒーではカップ1.5~2杯に相当します。
また、アメリカ産婦人科委員会(ACOG)は、妊娠中の女性のカフェインの摂取は1日当たり200mgまでは安全ですよ、2010年に示しています。
一方で、カナダ保健省は、周産期の女性は、カフェイン摂取は1日当たり300mg以下にするよう勧告しています。
これはコーヒーカップ(237mL)2杯分に相当します。
前述したようなカフェインには覚醒作用に加えて、カフェインを常用する血圧が高くなることが報告されています(4〜13mmHgほど上昇する)。
また、カフェイン女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌を促進させる働きがあるためです。
周産期の繊細の女性のカラダを大切にしましょう、という意図でしょうね。
サンナナサロン的なコーヒー(カフェイン)の考え方
上記にもありますように、コーヒーは決してカラダに悪いものではありません。
極端な例ですが一日に10杯も20杯もコーヒーを飲んでいるとそりゃ体調も崩れますよね、っていう話だと思います(笑)。
(なんでもそうですが「過度に」っていうのがダメなんだと思います)
サンナナサロンでは「コーヒーの覚醒作用」の原因の一つとしてコーヒーに含まれるカフェインで血液中の血糖値が上がると説明しています。
血糖値、すなわち、血液中のエネルギーの値が上がります。
脳にたくさんエネルギー(栄養)が運ばれてパフォーマンスが上がるのです。
ここで…
サンナナサロン的な考えでは「じゃあ…その血糖値を上げるためにかき集められたエネルギーはどこから来ているの??」となります。
ゼロからエネルギーは作れませんので(笑)必ずカラダのどこかの部分に負担がかかっていますよね。
それが上記のような様々なカフェイン摂取によるカラダの変化に現れていると考えます。
リフレッシュはカラダのリフレッシュだけではない
また一方で、サンナナサロン的にはメンタル(精神)のリフレッシュやリラックスが大切だと思っています。
カラダに良いものを!カラダに良いものを!ってばかり気にしていると…それがかえってストレスになると考えます。
だからコーヒーも「自分がリラックスしたい時間」に楽しむことが!
カラダにもココロにも一番良いように思います🙂
/////
●一日2、3杯くらいまで
●夕方以降はあまり飲まない
●リフレッシュできる時間に楽しむ
そんな感じがサンナナサロン的なカフェインとの付き合い方かなあ、と思います。
カテゴリー | ストレスにかんするお話 / 低血糖にかんするお話 / 食生活から体質改善する話 |
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この記事を書いた人
前田 晴代
サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。
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