■ この記事を監修いただいた専門家
前田晴代さん
体質改善専門店サンナナサロン®︎ プロデューサー/株式会社MEETSHOP 代表取締役
大阪淀屋橋に開業した37SALON(サンナナサロン)は広告宣伝費ゼロで顧客リピート率は93%を維持。 2021年には体質改善に特化した新ブランドOR THIS ONE(オアディスワン)をスタート。現在はその独自のヘルスケアプログラムを全国に広めている。
2019年度大阪トップランナー事業認定。2019年理化学研究所ヘルスケアビジコンファイナリスト。2020年池田泉州銀行ニュービジネス助成金大賞受賞。
・ニュービジネス大賞
良い睡眠のたった一つの条件
筋トレするとどうして眠れなくなってしまうのかを説明する前に…
まずは「良い睡眠」をとるために何が必要なのか?みてみましょう。
みなさんが「ぐっすり眠るための条件」を聞かれるとなんと答えますか?
・じぶんに合った寝具でねる
・眠りやすい室温や光に調節する
・落ち着ける音楽をきく
・ホットアイマスクをする
・アロマをたく
こんな感じでしょうか。
つまり、、
じぶんのカラダが一番リラックスしている状態をつくることが大切ということですよね。
快適な睡眠を取るには,<中略>自分なりのリラックス法を見いだすことの重要性が指摘されている。
このように科学的にも証明されています。
筋トレ後はカラダがリラックスできない
リラックスして眠ることが大切だとわかりました。
いきなりですが質問です!
みなさんがリラックスしているかどうかは何で判断できると思いますか?
「そんなの…自分がいまリラックスしてるなと思ったとき」
って考えるのではないでしょうか。
しかし実は、、
自分がリラックスしてると思ってもカラダはリラックスできていない場合があるんです!
え…?どういうこと?
わかりやすく例を挙げてみますね。
例えば…
あなたが休日にソファでコーヒーを飲みながらくつろいでいるところを想像してください。
これは自分にとってのリラックスタイムだと感じますよね?
ですが、、
コーヒーに含まれるカフェインはカラダにとって「刺激」となります。
このゆったりした状況でもカラダはリラックスできていると言えないんです!
同じように、夜に筋トレして一度落ち着いてから眠る。
一見リラックスして眠れそうですが、、
カラダは刺激をうけた興奮状態で!リラックスできていない可能性が高いです。
カラダが本当にリラックスしている状態とは?
サンナナサロンではリラックスして眠ることを「副交感神経優位で眠る」といっています。
ん?
副交感神経(ふくこうかんしんけい)って?
説明していきますね。
まずは下の図を見てください↓
わたしたちのカラダでは交感神経と副交感神経という2つの神経がはたらいています。
交感神経優位:緊張、活動的
副交感神経優位:リラックス
これらが交互に働いてカラダをコントロールしてくれています。
さきほどから言っているようにぐっすり眠るためにはリラックスして眠らないといけませんよね。
つまり、、
副交感神経優位の状態で眠らなければいけません。
眠る前に筋トレしている人のカラダでは、、
⚫︎寝る前に筋トレをする
↓
⚫︎交感神経がはたらく
↓
⚫︎カラダがリラックスできない
↓
⚫︎眠れない
このようなことが起こっているんですね!
筋トレをするのはいつが良い?
寝る前に筋トレをするのがよくないことはわかりました。
何時までの筋トレだと睡眠に影響がないのか?気になりますよね。
ここで覚えておきたいのは、、
交感神経と副交感神経の切り替えはわたしたちの意思でコントロールできないことです!
そして交感神経優位の状態から副交感神経優位のリラックスした状態になるには大体3~5時間ほどかかります。
このことからサンナナサロンでは、、
「筋トレは18時までにするのが良い」とお伝えしてます。
また、1日のおわりにカラダを動かしたいという方はストレッチがオススメです!
実は、、
ストレッチには心拍数をおちつかせて副交感神経優位にする効果があるとわかっています。
ストレッチをして眠ることでリラックスした状態をつくって眠ることができますよ♪
【記事まとめ】
⚫︎ストレッチングは意図的に筋や関節を伸ばす運動のこと。筋温や体温を高める効果がある。
⚫︎最近の研究でストレッチングにはリラクゼーションの効果もあることが明らかとなってきた。
まとめ
筋トレをしたあとに少し休憩すればカラダも落ち着いてぐっすり眠れると考えている方が多いです。
しかし、、
筋トレをすることで交感神経(活動モード)になり、その後副交感神経(リラックスモード)に切り替わるのには時間がかかります。
つまり、夜に筋トレをすると交感神経優位で眠ることになりぐっすり眠れなくなってしまうんです。
きょうからは18時以降の筋トレは控えてストレッチに代えてみてくださいね♪