CHILL OUT(チルアウト)が太る2つの理由!実際にリラックスできるかを検証してみた!
2021.10.26
「レッドブルとかのエナジードリンクって太るよね…」
こんな印象を持っている方は多いのではないでしょうか?
実際にこの記事で書きましたように含まれている糖質の量が半端ないっていうこともけっこう有名になってきました。
そんな状況の中で”リラクゼーションドリンク”っていうジャンルを確立させようと2016年に登場したのが『CHILL OUT(チルアウト)』です。
2021年10月現在では自販機でも多く見かけるようになりましたので知っている方も多いのではないでしょうか?
こちらの『CHILL OUT(チルアウト)』公式ページによると2019年以来の累計で269万本以上出荷されているそう!
(ちなみにレッドブルの2020年の全世界の出荷本数は79億本です…すごい!)
そこで!今回は、
『CHILL OUT(チルアウト)』の歴史、太る理由、オススメの飲むタイミングをお伝えしていきます!
『CHILL OUT(チルアウト)』の歴史
現在は日本コカ・コーラ株式会社が販売している『CHILL OUT(チルアウト)』。
実は2016年のデビュー当時はオーガニックシャンプーで有名な「BOTANIST(ボタニスト)」の初めての飲料ブランドでした!
え??
あの「BOTANIST(ボタニスト)」がドリンクなんか売っていたの??
はい。売っていたんです。
実は「BOTANIST(ボタニスト)」を展開する株式会社I-neは、他にも美容家電ブランド「SALONIA」を展開するなど、多種多様なビューティ系のブランドを持っている総合カンパニーなんですよね。
【株式会社I-neが展開するブランド】
■ skinvill
つまり『CHILL OUT(チルアウト)』はもともと、BOTNISTの飲料ブランドのようなかたちで始まった!と言えると思います。
まとめると…
⚫︎2016年
株式会社I-neから『CHILL OUT(チルアウト)』デビュー
↓
⚫︎2019年
日本コカ・コーラ株式会社と共同事業化
というように、おそらくは『CHILL OUT(チルアウト)』の売れ行きが好調だったこともあって、日本コカ・コーラ株式会社が出資をもちかけて新しい会社を作った…というところなんでしょう。
『CHILL OUT(チルアウト)』側としては日本コカ・コーラ株式会社の販売網を利用できるので願ったり叶ったりのオファーだったに違いありません。
そういう経緯があって…
2021年10月現在では街の自動販売機でも『CHILL OUT(チルアウト)』をみかけるようになったという訳です。
確かにw コカコーラ系の自動販売機でしか売っていませんよね!『CHILL OUT(チルアウト)』!
『CHILL OUT(チルアウト)』が太る3つの理由
それではここから『CHILL OUT(チルアウト)』が太る3つの理由についてまとめていきたいと思います。
1.糖質が圧倒的に多い(だからリラックスできる)
成分表示によると『CHILL OUT(チルアウト)』に含まれている炭水化物の量は100mlあたり9.8gとあります。つまり250ml缶ですと約25gもの糖質が含まれていることになります。
【原材料名】
果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ぶどう果汁、オレンジ果汁、ヘンプシードエキス、ギャバ、ホップエキス/炭酸、酸味料、テアニン、香料、V.C
(100mlあたり) エネルギー 40 kcal たんぱく質 0.1 g 脂質 0 g 炭水化物 9.8 g 食塩相当量 0.008 g ギャバ 20mg テアニン 70mg
ここで言う炭水化物は「糖質+食物繊維」の量を表しますので一概には言えませんが原材料名をみてもほとんど食物繊維は含まれていないので、この9.8gはほぼ糖質であると言うことができます。
100mlあたり糖質9.8gというのは…
ずばりレッドブルの糖質量と同じです。レッドブルには100mlあたり10gの糖質が含まれています。
これはシンプルに言う角砂糖7個分に相当します。
なぜ?『CHILL OUT(チルアウト)』を飲むとリラックスできるか?
それは『CHILL OUT(チルアウト)』に含まれる糖質があっという間に血液に吸収されて脳に運ばれるからです。
脳のエネルギー源は糖質ですので、エネルギーを急速に補給された脳はリラックスを感じる…という訳です。
⚫︎『CHILL OUT(チルアウト)』には250mlあたり約25gもの糖質が含まれている
↓
⚫︎これはレッドブルに含まれている糖質の量と同じ
↓
⚫︎角砂糖7個分の糖質がいっきに脳に補給される
↓
⚫︎エネルギーをたくさんもらった脳は元気になる
ちなみにですが、6枚切り食パン1枚の糖質量が約26.6gです。
(資格のキャリカレ 糖質一覧表より)
『CHILL OUT(チルアウト)』やレッドブルを飲むことは食パン1枚を食べるのと同じ、っていうことですね。
そりゃあ…太るのも無理ないです。
2.インスリンの分泌により糖を脂肪に変えやすい体質になる
前述のように大量の糖質をいっきに摂取すると私たちのカラダは血糖値が急上昇します。
(血糖値が上がるから脳がリラックスしたり元気になる)
ただ…上がった血糖値は下げる必要があります。
血糖値を下げるために分泌されるのがインスリンというホルモンです。
厚生労働省の記事にもあるように、このインスリンには上がった血糖値をさげる働き以外にも糖を脂肪に変える働きがあります。
これが常態化すると…いわゆる”太りやすい体質”になってしまいます。
⚫︎血糖値を上げやすい食べ物をとる
↓
⚫︎血糖値が上がる
↓
⚫︎上がった血糖値は下げなければいけない
↓
⚫︎下げるためにインスリン分泌
↓
⚫︎インスリンは糖を脂肪に変える働きも
↓
⚫︎常態化すると太りやすい体質に
という訳です。
そもそもインスリンを過剰に分泌させないためには、血糖値が上がりやすい食べ物を避ける必要があると言えます。
『CHILL OUT(チルアウト)』を取り入れるオススメの方法
私たちのサンナナサロンでは村田製作所さんの特別な機械をつかって自律神経の状態を見ることができます。
自律神経とはこちらの記事でも説明していますが簡単に言うと…
交感神経優位(緊張)と副交感神経優位(リラックス)を切り替えるスイッチ
ということが出来ます。
では…
この機械を使って!ほんとうに『CHILL OUT(チルアウト)』を飲むとリラックスできるか?調べてみることにしましょう。
このように、機械に指を入れて2分間リラックスした状態で、自律神経を計測します。
今回は、①飲む前、②飲んだ直後、③飲んでから10分後 の3回計測してみました。
↑①飲む前 のわたしの自律神経の数値です。
「バランス」の数値で交感神経優位か副交感神経優位かどうかが分かります。
0.28という数値なので、もともと副交感神経優位のリラックス状態であるといえます。
↑②飲んだ直後 がこちらです。
直後はほぼ状態は変わっていませんね。
↑③飲んでから10分後 です。
最初の0.28から0.1になっています。少しだけ交感神経よりになったということです。
**********
いかがだったでしょうか?
ほとんど変化は見られませんでしたね。
飲む前よりしっかり数値が低くなっていれば(副交感神経優位)『CHILL OUT(チルアウト)』を飲んでリラックスできているといえます。
しかし、今回はほとんど数値の変化が見られない&少し交感神経優位になってしまった ということで、リラックス効果は見られないという結果になってしまいました。
もちろん、個人差はあると思いますので!これを飲んでリラックスできるかどうか?試してみてください。
私たちの生活は、緊張(交感神経優位)とリラックス(副交感神経優位)のバランスが保たれているのが良い、とされています。
じぶんのリラックス方法として『CHILL OUT(チルアウト)』を飲む時は、
●リラックスのための入浴の前
●就寝前にリラックスしたい時
など、カラダを休める前の準備として飲むと効果的かもしれません。
ただし!飲み過ぎは禁物です。含まれる糖質量により太りやすい体質になってしまう可能性があります。
まとめ
今回はさいきんよく目にする”リラクゼーションドリンク”『CHILL OUT(チルアウト)』に注目してみました!
『CHILL OUT(チルアウト)』は原材料をみるとわかるように、糖質がとても高いです。
エナジードリンクのレッドブルと同等の甘さがあり、脳にエネルギーが急速に届けられる。その結果リラックスするという仕組みです。
そして、糖質が高いということは血糖値もぐーんと急上昇します。すると、血糖値を下げるためにインスリン(脂肪ホルモン)が分泌される。
これが常態化すると太りやすい体質になってしまいます。
今回の計測では、残念ながらリラックス効果はみられませんでした。『CHILL OUT(チルアウト)』は、リラックスする行動に入る前の準備として利用するのがいいのかもしれません。
飲み過ぎに気をつけて、リラックスできるか?試してみてください!
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タグ | 自律神経の乱れ自律神経 |
この記事を書いた人
かなこ
サンナナサロンの「カラダの勉強会」で勉強中。【冷え】【便秘】が長年の悩み。パンや甘いものが大好きな私でも、はるよさんに教えてもらった「体質改善」でカラダの悩みを改善できるのか?実践中
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