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朝にプロテインは太る!ダイエットに逆効果な2つの理由

2021.10.27

 

さいきん、タンパク質をしっかりとりましょう!という広告をよく目にします。

 

コンビニでも「高タンパク」とかかれた商品が増えました。

 

タンパク質がしっかりとれる商品が売っているセブンイレブンの広告イメージ

 

そんな中売り上げをぐんぐん伸ばしてるのが「プロテインドリンク」です。

 

ご存知のとおり、プロテイン=タンパク質 なので、健康のために良いとおもって毎日のように飲んでる方も増えたのではないでしょうか。

 

実際にネットで検索してみると、朝にプロテインドリンクを飲むことを勧める記事がいくつか見つかりました。

 

「朝プロテインだけでも大丈夫?飲んだ方がいい3つの理由を紹介」

 

朝からプロテインを飲んで健康に気遣っている人のイメージ

しかし、それほどカラダを動かしていない人がプロテインを毎日のように飲んで、カラダに影響はないのでしょうか?

 

今回は、朝にプロテインを飲むと太る理由を科学的に説明していきます!

 

じぶんにプロテイン生活はあっているのかどうか?確かめてみてください!この記事は4分で読めます。

 

 

 

糖分が高いので毎朝飲むと太ってしまうプロテインドリンクのイメージ

プロテインドリンクは糖分がかなり高い

 

それでは、どうしてプロテインドリンクを毎朝飲むと太ってしまうのか?お伝えしていきますね。

 

ひとつめの理由は「糖質の高さ」です。

 

プロテインに大量の糖分が含まれているのには、実は理由があります。

 

わたしたちのカラダはハードなトレーニングをした後に、またエネルギーを作り出そうとします。

 

ハードなトレーニングをして筋肉が分解されている男性のイメージ

 

エネルギーをつくる方法は2通り。

 

①筋肉を分解

②脂肪を分解 

 

①のほうがエネルギーをつくりやすいため、優先的に筋肉を分解してエネルギーがつくられます。

 

(筋肉をアミノ酸に分解してエネルギーに変えることを糖新生といいます)

 

この糖新生が行われると筋肉がどんどん少なくなっていき、脂肪ばかりが残ってしまいます。

 

 

こうなってしまうと困りますよね?

 

そうならないために、ハードなトレーニングの直後にはプロテインドリンクで大量の糖分をカラダにあたえます。

 

筋中のグリコーゲンは体タンパク質の分解を抑えますので、エネルギー源として利用されるタンパク質を節約するためには糖質をしっかりと摂取する必要があります。

大塚製薬「素早くエネルギーとなる糖質」

 

そうすることで糖分をエネルギーに変え、筋肉を落ちにくくしているということです。

 

⚫︎トレーニング後にカラダはエネルギーをつくろうとする

⚫︎そのとき筋肉の分解がおこなわれる

⚫︎筋肉の分解がおこなわれないように、プロテインドリンクで糖分(エネルギー)を与える

 

プロテインドリンクに大量に含まれている糖質のイメージ

 

つまり…この糖分はハードなトレーニングをしている方には必要ですが、普通の生活をしている人にとっては余分なものです。

 

ただの糖分摂取になるので、太る原因になってしまいます。

 

もちろん、糖質が低いプロテインドリンクもあります!

 

しかし、その場合人工甘味料が多く使われていることがほとんどです。

 

人工甘味料は、まだカラダへの影響がはっきりわかっていない部分が多いです。

 

人工甘味料が含まれたものを日常的に飲んでいるという方は、すこし気をつけた方が良いかもしれません。

 

人工甘味料は太る?太らない?【科学的に調査】

 

人工甘味料の入ったドリンクを飲む女性のイメージ

プロテインに含まれるアンモニアで臓器が疲労する

 

プロテインを朝に飲むと太ってしまう、ふたつ目の理由は…

 

「プロテインに含まれるアンモニアで肝臓や腎臓が疲労してしまい、代謝がうまく行われなくなる」です。

 

さきほどもお伝えしましたが、プロテインドリンクはハードなトレーニングをする人のことを考えて作られたものです。

 

ふつうの生活をしている人にとっては、タンパク質を摂りすぎてしまう可能性があります。

 

では、プロテインドリンクでタンパク質を必要以上にとった場合どうなるのか?みてみましょう。

 

朝からプロテインをとるための肉の朝食のイメージ

 

わたしたちがタンパク質をとると、カラダの中で合成と分解が繰り返されます。

 

しかし、たくさんタンパク質をとりすぎた場合は、余分なものとしてカラダが外に出そうとするんです。

 

余分なアミノ酸や不必要になったアミノ酸は、当然分解し、排泄しなければなりません。しかし、厄介なことに、アミノ酸を分解するとアンモニアが生成されます。アンモニアには神経毒があり我々の体にとっては大変有害な物質です。

 

 

東京農業大学HP/中西載慶 「窒素は体をめぐる」

 

↑ここにかいてある「アミノ酸」というのは、タンパク質が分解された状態のものです。

 

つまり、タンパク質をとりすぎると、カラダにとって有害なアンモニアがつくられてしまうということです。

 

タンパク質とアミノ酸の違いについて分かりやすくまとめた画像

 

アンモニアは、体内では毒性が高いため無害な尿素に変換されて排泄されます。

 

このとき「肝臓」がアンモニアを無害な尿素に代えてくれます。

 

(この無害な尿素を尿にかえるのが腎臓です。)

 

ハードなトレーニングをしていない人がプロテインでタンパク質をとりすぎると、肝臓や腎臓に負担をかけてしまう可能性があります。

 

とくに肝臓は「代謝」をおこなう臓器です。肝臓が疲れて代謝の機能が落ちてしまうと、ダイエットにも影響が出てくるでしょう。

 

⚫︎プロテインドリンクでタンパク質をとりすぎる

⚫︎カラダは余分なタンパク質を外に出そうとする

⚫︎その時にタンパク質は分解されてアンモニア(有害)が生成される

⚫︎肝臓や腎臓がアンモニアを無害な尿素にかえる

⚫︎余分なタンパク質が多いと負担がかかる

 

タンパク質をとるために毎朝プロテインドリンクを飲んでいる女性のイメージ

まとめ

 

最後にプロテインドリンクがダイエットに逆効果な理由を2つ!まとめます。

 

①糖質が高い

 

プロテインドリンクには、ハードトレーニング後の筋肉分解を防ぐために、糖分が大量に含まれている場合が多いです。

 

ふつうの生活をしている方は、糖分を過剰に摂ることになるので太ってしまいます。

 

②アンモニアで臓器が疲労する

 

必要以上にとったタンパク質は、分解されるときにアンモニアを生成し、肝臓や腎臓で尿にかえられます。

 

分解するタンパク質の量が増えると臓器にとって負担になってしまいます。

 

そして肝臓が疲れると、ダイエットに大切な代謝の機能も落ちるので、痩せにくいカラダになります。

 

 

タンパク質をとることはもちろん大事ですが…

 

1番は、やはり自然な食事でタンパク質をおぎなうことです!

 

食事だけでタンパク質をとるのがむずかしいという方には、間食などでナッツを食べるのもおすすめですよ。

 

オアディスワンのおきかえナッツ「たんぱくしっつ」

 

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前田 晴代

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。

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