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【炭酸水は太るのか?】飲みたくなる理由を科学的に分析すると...太らない飲み方が分かった!

2021.06.25

 

強炭酸やレモン果汁入り炭酸など今や毎月のように炭酸水の新製品が各メーカーから出されています。

 

こちらの2020年12月の記事にもありますがアサヒ飲料の「ウィルキンソン」が一番売れているようですね。

 

アサヒ飲料は12月4日、炭酸水の売上ナンバーワンブランド「ウィルキンソン」の2020年度販売数量が、1-11月累計で2716万箱(前年比111%)となり、2019年度の年間販売実績を1カ月残して突破し、13年連続で過去最高の販売数量を更新したと発表した。

 

13年連続で売上が伸びている!

 

驚きの事実ですね。

 

「健康的にリフレッシュしたい」

「喉越しの刺激が気持ちいい」

 

このようなニーズが大きいように思います。

 

だから、より刺激の強い強炭酸や爽快感を味わえるレモン味などが人気なのでしょう。

 

刺激の強さと爽快感を得られる冷えた炭酸水のイメージ

 

また、炭酸水は基本的に無糖でカロリーゼロですので「健康に良さそうだから」というイメージで購入される方も多いと思います。

 

しかし一方で、、、

 

「炭酸水は太るのではないか?」

 

というご質問をよく頂きます。

 

そこで今回は、

 

 

このような流れで進めたいと思います。

 

喉越しの刺激が気持ちいい炭酸水のイメージ

 

炭酸水と他の飲料の栄養面の比較

 

炭酸水と他の飲料の栄養面での比較はどのようになっているのでしょうか?

 

例えば前述のウィルキンソンの成分を見てみましょう。

 

販売元のアサヒ飲料の公式ホームページによると、

 

●「ウィルキンソン タンサン」
・原材料名表示:水、炭酸
・エネルギー:0kcal
・炭水化物:0g

 

●「ウィルキンソン タンサン」レモン
・原材料名表示:水、炭酸、香料
・エネルギー:0kcal
・炭水化物:0g

 

「ウィルキンソン タンサン」エクストラ
・原材料名表示:水、炭酸、食物繊維(難消化性デキストリン)
・エネルギー:0kcal
・炭水化物:5.0-8.3g/1本あたり

 

基本的に、炭酸水は無糖で0カロリーであると言えます。

 

機能性食品として食物繊維が入っているような商品は、その分だけ炭水化物としての表示量が大きくなっていますね。

 

※表示における「炭水化物」は「糖質+食物繊維」を意味する

 

また一方で、「健康に良さそう」と考えられている飲料にお茶があります。

 

例えば伊藤園の「おーいお茶」の成分表示を公式ホームページから見てみると、

 

●「お〜いお茶 緑茶」
・原材料名表示:緑茶/ビタミンC
・エネルギー:0kcal
・炭水化物:0g
・その他栄養成分:食塩相当量0.03g、カテキン40mg

 

とあります。基本的にお茶も無糖で0kcalです。

 

血糖値を上げるカフェインが含まれている日本茶のイメージ

 

成分表示には書かれていませんがお茶にはカフェインが含まれています。

 

こちらの厚生労働省の記事「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」には以下のような記述があります。

 

お茶、ココア、コーラタイプの飲料はほぼ同程度のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを1日3から4杯までにすることを呼びかけています。

 

WHOなどの国際機関から、特に妊婦の方にはカフェインの過剰摂取を控えるように呼びかけています。

 

過剰摂取、と言っても「妊婦はコーヒーを一日に3〜4杯飲むことを控えてください」と推奨しているように、一日に1杯程度のお茶を飲むことは何ら問題ないと考えることができます。

 

ただ、、、

 

このようなカフェインの健康への影響を嫌ってお茶でなく炭酸水が好まれるようになっているのかもしれません。

 

海外の炭酸飲料であるペリエのイメージ

 

炭酸水を飲むことで起こるカラダの変化

 

こちらの兵庫県立大学大学院環境人間学研究科による論文「炭酸水による口腔への刺激が深部・末梢体温に及ぼす作用」には以下のような記述があります。

 

末梢体温(足先温)は炭酸水を飲むことで約3〜4°C低下した

 

とあります。

 

つまり、、、、

 

冷えた炭酸水を飲むことで私たちのカラダはなんらかの作用を起こして手足先の体温が大幅に下がるということが書かれています。

 

冷えた炭酸水を「飲む」ということはどういうことなのでしょうか?

 

一つの事実として、冷えた炭酸水が喉を通るときに喉越しの刺激があることが間違いないことだと思います。

 

喉越しの刺激が気持ちいい冷えた炭酸水のイメージ

 

そこで、こちらの論文「様々な刺激や環境に対する自律神経活動の分析」を参考にしてみたいと思います。

 

この論文では「嚥下(えんげ)」が自律神経に影響するか?を調べています。

 

嚥下(えんげ)とはゴクリと飲み込むことです。

 

炭酸水など刺激がある飲み物をゴクリと飲み込むことがどれだけ自律神経に影響を及ぼすかを研究したものになります。

 

 嚥下活動により自律神経活動が全体的に活性化されることが分かった(一方で肉体的疲労度は低下する)。自律神経と嚥下の関与が大きい事が良く分かる。

 

つまり、まとめるとこういうことです。

 

●刺激がある飲み物を飲み込む

●喉越しに刺激が生まれる

●刺激により自律神経が活性化して交感神経優位になる

●一方で肉体的疲労度は下がる

 

ここから推測すると、、、

 

私たちが炭酸水を飲みたくなる理由は「炭酸水を飲むことで起こるカラダの変化」を求めていると言うことができます。

 

【炭酸水によるカラダの変化】

・交感神経優位になる
・肉体的疲労が軽くなったと感じる

 

炭酸水は太るのか?太らないのか?

 

では、炭酸水を飲むことで私たちは太ってしまうのでしょうか?

 

その疑問を考える前に、まずは前述のカラダの変化が起こってしまう科学的な理由について考えてみたいと思います。

 

私たちのカラダは刺激を受けると「アドレナリン」という神経伝達物質を分泌します。

 

アドレナリンは私たちのカラダを戦闘モードにします。

 

そして、アドレナリンにより戦闘モードになった私たちのカラダのことを「交感神経優位」の状態と言います。

 

下の図にありますように、自律神経というのは交感神経と副交感神経のON/OFFを切り替える「スイッチ」であると言えます。

 

自律神経の働きを説明する図

 

 

●カラダが刺激を受ける

●アドレナリンが分泌される

●交感神経優位になる

 

 

このような流れです。

 

交感神経優位になった私たちのカラダは血糖値が上がります。

 

血糖値とは血液中のエネルギーの値ですので、エネルギー値の高い血液を戦闘モードになって心拍数が上がった心臓が血液を勢いよく全身に送り出すイメージです。

 

なぜ送り出すのか?

 

それは、戦闘するため、です。

 

例えば、、、

 

あなたが突然!夜道で暴漢に襲われることを想像してみてください。

 

もし暴漢に襲われたらアドレナリンが出て戦闘モードになる夜道のイメージ

 

あなたは身を守るために戦わなければいけませんよね。

 

カラダはアドレナリンを大量分泌して血糖値を上げて心拍数を上げます。

 

エネルギー値の高い血液を全身に大量に送ることで、全身の細胞に対して暴漢と戦うための準備をさせるわけです。

 

ところで、、、

 

アドレナリンによって上がった血糖値はどうなるのでしょうか?

 

答えは簡単です。

 

下げなければいけません。

 

血糖値を下げる役割をするのが「インスリン」です。

 

血糖値が下がって眩暈がしている男性のイメージ

 

 

●刺激を受ける

●アドレナリンが分泌

●血糖値が上がる

●上がった血糖値は下げなければいけない

●インスリンが分泌

●血糖値が下がる

 

 

このような流れになるわけです。

 

そして、、、

 

このインスリンの働きとして、こちらの星薬科大学の記事「脂肪細胞とインスリン抵抗性」にもありますように、インスリンの分泌が多すぎると細胞が脂肪を溜めやすくなります。

 

つまり、わかりやすく言うと「インスリンは糖を脂肪に変えて細胞に蓄積する」働きがあると言えます。

 

実は、、、、

 

インスリンは以下の表に示しますように、血糖値を下げる意外にもさまざまな働きをします。

 

インスリンの主な働きを説明する図

 

まとめ

 

炭酸水を飲むことで「太る」ことはありません。

 

炭酸水が欲しくなることも「太る」ことと関係がありません。

 

ですが、炭酸水を飲んで血糖値が急上昇することは「太る」ことに関係しています。

 

炭酸水の刺激によって上がった血糖値を下げるためにインスリンを分泌する必要があるからです。

 

そして、インスリンは糖を脂肪に変える働きがあります。

 

インスリンが過剰に分泌する生活習慣は「太りやすい体質を作る生活習慣」と言うことができます。

 

炭酸水の太らない飲み方は「血糖値が急上昇/急降下しないような」飲み方ですね。

 

太りやすい体質になるのが気になる人は、冷えすぎてたり炭酸が強すぎる炭酸水をイッキに飲むことは避けた方がいいかもしれません。

 

このように、、、

 

私たちの「〇〇したい」という欲求が満たされた先には何らかのカラダの変化があります。

 

そのようなカラダの変化をしっかり科学的に考えて体質改善に取り組みたいですね。

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この記事を書いた人

前田 晴代

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。

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