突然の汗。止まらない汗の原因はいったい何?【汗をかかない方法】
2021.03.21
「顔の汗が止まらなくて…」「脇の汗が気になって…」
っていうお客様が多いように思います。
更年期なのかな?
体質なのかな?
って、悩んでいる人は実は多いんじゃないでしょうか。
今日は、私たちが「汗をかく」科学的なメカニズムを説明しようと思います。
そして!
不必要なときに汗をかいてしまう体質を改善する方法をお伝えできたらと思います!
私たちに汗をかかせる科学的なメカニズムとは?
例えば、私たちはレモンのような酸っぱい食べものを見ると無意識のうちに唾液(だえき)が出たりしますよね。
意識になくても反射的に唾液が出てしまいます。
このように、私たちが自分の意識でどうすることも出来ないようなカラダの反応は「自律神経」にコントロールされています。
自律神経は「自動神経」とも呼ばれています。
心臓の拍動や胃液の分泌など、私たちが自分の意思でどうすることもできないカラダの反応をコントロールしています。
自律神経の主な働きをシンプルに表すと、、、、
交感神経と副交感神経のスイッチを切り替えること、です。
●交感神経が優位
…私たちのカラダは緊張状態
…スイッチ「ON」の状態
●副交感神経が優位
…私たちのカラダはリラックス状態
…スイッチ「OFF」の状態
つまり、、、、
”自律神経が乱れている”っていう表現をよく聞きますよね?
それは、ON/OFFを切り替えるスイッチである自律神経が上手く働いていない状態のことなんですよね。
緊張とリラックスを切り替えるスイッチが不調なわけですから…そりゃあ体調不良になりますよね。
そして!
私たちに汗をかかせる原因の一つは自律神経によりスイッチが「ON」になり交感神経優位になっていることです。
交感神経優位になって緊張状態になっているから!
汗をかいてしまう訳です。
例えば、、、、
寝汗をイメージしてみてください。
ふつうは寝る時ってリラックスしていますよね。つまり副交感神経優位の状態なわけです。
ところが怖い夢とかを見て!いっきに緊張してしまうと交感神経優位になります。
交感神経優位は緊張している状態ですので!大量の寝汗をかいてしまうと言う訳です。
交感神経優位になって消費される物質がある!
実は、私たちのカラダを交感神経優位にするために消費される物質があります。
それは、、、
「アドレナリン」という神経伝達物質です。
●アドレナリンが出る
↓
●交感神経優位になる
このようなイメージでよろしいかと思います。
そしてアドレナリンはカラダのある臓器で作られています。
それは、、、
「副腎(ふくじん)」という臓器です。
副腎は左右の腎臓(じんぞう)の上にある小さな臓器です。
この副腎はとても大切な臓器で、私たちのカラダをコントロールする神経伝達物質をたくさん作っています。
このような神経伝達物質のことを「ホルモン」と呼びます。
つまり、、、
副腎の調子が悪くなってしまって!
アドレナリンなどの神経伝達物質をちゃんと作れなくなると、必然的に自律神経が乱れてしまうんですよね。
●ホルモンの材料不足
↓
●他のホルモンを多く作らねければいけない
↓
●副腎が疲れて正常に機能しなくなる
↓
●アドレナリンなどの自律神経ホルモンが乱れる
このようなメカニズムが私たちのカラダの中で起こっているわけです!
汗をかいてしまう原因の一つは「自律神経の乱れ」
ここまでのお話をまとめると、、、
汗をかかなくてもいいような場面で汗をかいてしまう。
原因の一つとして、自律神経の乱れが考えられます。
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスです。
交感神経優位にするのはアドレナリンという神経伝達物質です。
そして、アドレナリンは主にタンパク質を材料にして副腎という場所で作られます。
副腎はとても”多忙”な臓器なので!
他のホルモンを作らなきゃいけなかったり材料不足だったりの理由で、アドレナリンの生産量がバラバラになってしまったりします。
アドレナリンの生産量がバラバラになると、、、、
当然のように自律神経は乱れます。
自律神経が乱れると緊張とリラックスがコントロール出来なくなります。
だから、不必要なときに緊張して汗が止まらなくなったりします。
まとめ
「自律神経の乱れ」を整える方法として、このような私たちのカラダのメカニズムから言えることが一つあります。
それは、副腎がうまく働くようにしてあげることです。
副腎は主にタンパク質とコレステロールを材料にしてたくさんのホルモンを作っています。
タンパク質と良質な油を意識して摂るようにしましょう。
また、副腎はビタミンC濃度が高い臓器です。
ビタミンCを積極的に摂りましょう。
私たちは更年期障害も(ある程度は)副腎の疲労が原因の一つだと考えています。
そういう意味でも副腎はしっかりケアしてあげたいですね。
カテゴリー | 交感神経と副交感神経のお話 |
---|---|
タグ | アドレナリンタンパク質自律神経の乱れ自律神経副腎更年期 |
この記事を書いた人
Nishio Masaki
株式会社MEETSHOPの取締役。得意なことは整理整頓と言語化。いろんなことの攻略法を見つけるのが好きです。
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