2021.03.18

「疲れていると炭酸水が飲みたくなる」

っていう声をさいきんは多く聞くようになりました。

気がつけば…コンビニの炭酸水売り場はお茶の売り場より大きくなっています！

大手飲料メーカーのマーケティング的な理由もあるでしょうが、たくさんの人が炭酸水を飲みたがっているのは事実のようです。

炭酸水が飲みたくなるのは疲れているから？ストレスが原因？

今日は科学的なメカニズムについて説明してみようと思います。

疲れたりストレスを感じるとカラダはどうなる？

まず前提の段階として、疲れたりストレスを感じると私たちのカラダはどうなるのでしょうか？

例えば、私たちは疲れたときに冷えたビールが飲みたくなったりしますよね？

「とりあえずビール！」

っていうやつです。冷えたビールの喉越しの刺激を想像するとなんだかビールが飲みたくなってしまいますよね。（笑）

ポイントは…その”刺激”にあります。

私たちの脳は、疲れたりストレスを感じるとたくさんのエネルギーを消費してしまいます。

脳のエネルギーの主なものは糖分です。

つまり、脳は疲れたりエネルギー不足になると糖分不足になります。

脳にエネルギー＝糖分を運ぶのは血流ですので！

つまり…血糖値が低い状態になります。

炭酸水を飲むと起こるカラダの変化って？

血糖値が低くなることはつまり、脳がエネルギー不足の状態ですので！これは一大事です。

私たちカラダは大急ぎで血糖値を上げようとします。

血糖値を上げるための方法は、主に２つです。

①は、分かりますよね。

血糖値を上げやすい食べ物をたべるとあっという間に血糖値は上がります。

10分とか20分とかのレベルではなくって！

ほんの数分で血糖値が急上昇します。

私たちが疲れているときにチョコレートが無性に食べたくなるのは、脳が「いますぐ血糖値を上げてくれ！」って指令を出しているからなんですよね。

アドレナリンを出して血糖値を上げる！

次に②ですが、まずはアドレナリンについて説明させてください。

アドレナリンは神経伝達物質の一種で、私たちのカラダを戦闘モードにしてくれるものです。

「今日は大事な仕事なのでアドレナリンでっぱなし！」

なんて表現をすることがありますよね。

アドレナリンは、

などして、私たちのカラダを戦闘モードにします。

戦闘モードでは脳にたくさん働かなければいけませんので！アドレナリンは血糖値を上げることで脳にたくさんのエネルギーを送ります。

じゃあ、、、

どうやってアドレナリンは出るのでしょうか？

一番シンプルな方法は！私たちのカラダに刺激を与えることです。

このようなことが、私たちのカラダの中で起こっているんですよね。

まとめ

疲れたあとにキンキンに冷えたビールが美味しいのには理由があります。

喉越しの刺激によってアドレナリンが出て血糖値が上がります。

血糖値が上がると脳にはたくさんの糖分が送られますので、脳がラクになります。

炭酸水が飲みたくなるのも同様のメカニズムです。

裏を返せば、、、

炭酸水を飲みすぎると、血糖値を急上昇させる習慣がカラダについてしまいます。

血糖値を急上昇させすぎることは「血糖値スパイク」と言って、最近ではNHKスペシャルで特集が組まれるなど注目が集まっています。

サンナナサロンでは「血糖値の急上昇はあまり良くないですよ」っていう観点からいろいろな体質改善をオススメしています。

いろんな記事でまとめていますので！よかったら読んでみて頂けたらと思います(^ ^)

この記事を書いた人

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。