ストレスと頭痛が続くと肩が太る?!【科学的に解説】
2020.08.26
「最近…変な太り方をするようになったのよね」
っていうお客さまの声を多く聞くようになりました😭
・下半身にお肉がつく
・腰回りにお肉がつく
・肩がと首回りにお肉がつく
などなど、、、
実はあまり知られていませんが、、、
肩と首に肉がつく太り方は「野牛肩(baffalo bump)」といってwikipediaにも項目になっていたりします。
つまり…
「どこに部分が太っているか?」
「どこにお肉が付きやすいか?」
は(ある程度は)科学的に説明できたりします。
そこで今日は、
こんな感じでいってみようと思います!
ストレスが頭痛を引き起こすのはなぜ?
では、そもそも論で頭痛の原因はいったいなんなのでしょうか?
大手製薬会社の沢井製薬さんのサイト「サワイ健康推進課」によると、
●日本人の中で4,000万人が頭痛持ち
●頭痛は「片頭痛」と「慢性頭痛」に分かれる
と、あります。
つまり、皆んなが悩んでいつつも根本的な解消法がないと諦めているということが出来ると思います。
また、
●片頭痛の原因は「脳の血管が急激に拡張する」こと
と、あります。
つまり、脳の血管が急激に拡張する原因をなくせば片頭痛は改善する、と科学的に考えられています。
このサイトには「ストレスは片頭痛の原因となるとされている」と書かれています。
これはサンナナサロン的にも正しいです。
ストレス(stress)とは日本語で「刺激」です。
カラダに対する物理的もしくは精神的なストレスによってアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンは血管を拡張しますので、当然に脳の血管も拡張してしまいます😭
また一方の慢性頭痛に関しては、
●緊張性頭痛の原因は「頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張する」こと
と、あります。
頭部周辺の筋肉が緊張して血流が悪くなることが緊張性頭痛の原因ですね。
血流が悪くなることは、血液に乗せて脳へ届く酸素の量が減ることですので、なんとなくイメージがつきやすです。
首や肩の筋肉が緊張するのは物理的もしくは精神的なストレスが原因です。
大切な会議の後で肩が凝るのは、両肩が緊張=ストレスのため上がっているからです。
寒い部屋に急に入ったらブルッと震えてしまうのは、寒さというストレス=刺激によって肩が上がって震えているからです。
結局…ストレスかい!(笑)
ってなってしまいますが💦
そうです。
物理的なストレスと精神的なストレスを少しでも減らしていくことが、頭痛の解消には遠いようで結局は近道なんですよね。
ストレスが続くと「肩が太る」理由
さて、ここからは頭痛の原因となるようなストレスが続いた場合に「肩が太る」症状の解説です。
私たちのカラダにストレスがかかるとアドレナリンが出ることは先ほどもご説明しました。
アドレナリンは副腎(ふくじん)という臓器で作られています。
ところがストレスが多すぎるとアドレナリンが足りなくなります。
●ストレス(物理的&精神的)が多い
↓
●アドレナリンが分泌
↓
●アドレナリンが足りなくなる
すると副腎で作られているアドレナリンが足りなくなります。
同じく副腎で作られている「コルチゾール」という物質でアドレナリンの代用をしようとします。
つまり…コルチゾールが通常より出まくってしまう訳です。
コルチゾールはいろんな働きをしてくれるホルモンです。
代表的な働きとして炎症を抑える働きがあります。
わかりやすい例を挙げると…私たちはアトピー性皮膚炎で痒くなったとき「ステロイド薬」を塗ったりしますよね?
ステロイド薬はコルチゾールと同じ働きをすることを目的に作られています。
(つまり「コルチゾール≒ステロイド」と考えてもらって大丈夫です)
そのコルチゾールが「出過ぎた」場合の副作用として代表的なものが、
●コルチゾールは大きな筋肉を溶かす
●コルチゾールは細胞に水分を貯める
です。
徳島大学大学院の島袋教授の論文「コルチゾールと糖質代謝」でもまとめられていますが、コルチゾールは大きな筋肉を溶かします。
特に女性の場合、筋肉量が少なくなることで基礎代謝が落ちます。
大きな筋肉=手足が細くなり代謝が落ち、脂肪がつきやすくなってしまってカラダの中心に付近に脂肪がつくような体質になります。
この論文では、その症状がクッシング症候群であると説明しています。
そしてクッシング症候群の一つの特徴として「中心性肥満」が起こることが挙げられています。
中心性肥満とは、カラダの中心付近に脂肪が集まることです。
カラダの中心付近とは、首や肩や胴体周り、です。
中心性肥満は別名「野牛肩」と呼ばれていて、首回りや肩まわりにお肉がつくことがその特徴です。
つまりまとめると、
●アドレナリンが出過ぎて足りなくなる
↓
●コルチゾールがアドレナリンの代わりをする
↓
●コルチゾールが出過ぎる
↓
●大きな筋肉を溶かして体質が変わる
という感じです。
首や肩が太るのを防ぐ方法TOP3
首や肩にお肉がついてしまう理由がわかりました。
それでは最後に防ぐ方法TOP3をご紹介します。
①物理的なストレスを減らす
精神的なストレスを減らせ!っていうのは現代生活ではなかなか難しいところです。汗
せめて物理的なストレスを減らしましょう。
例えば…ちょっと痛めのストレッチをするだけでもアドレナリンは出ます。
・寒すぎる冷房は避ける
・辛すぎる食べ物は避ける
など、ちょっとしたことから始めるといいと思います。
②タンパク質をたくさん食べる
アドレナリンが不足するとコルチゾールが出すぎます。
アドレナリンの材料をたくさん摂取してアドレナリン不足が起こらないようにしましょう。
タンパク質がアドレナリンの材料です。
また、タンパク質は”摂り貯める”ことができない栄養素です。毎食少しずつでも大豆製品や動物性タンパク質を食べるようにしましょう。
③副腎をケアするためにビタミンC
アドレナリンもコルチゾールも副腎で作られます。
副腎はカラダの中でもビタミンC濃度の高い臓器です。
安全性の高いビタミンCサプリメントで補うなど、効率的に副腎をケアしましょう。
まとめ
「なんだか首回りが太りだしたな…」
「肩がなんだか大きくなってきたな…」
これらはカラダがあなたに出してくれているサインです。
カラダからのサインに丁寧に耳を傾けることが!効果的な体質改善の第一歩ですね♪
カテゴリー | カラダからのサインのお話 |
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タグ | アドレナリンコルチゾール頭痛浮腫みタンパク質ストレス |
この記事を書いた人
前田 晴代
サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。
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