貧血の人はヨガをすると逆にしんどい!?【しっかり解説】
2020.07.23
「ストレスが多い人はヨガでリラックスするといいらしいよ」
コロナ禍の昨今ではそんな話をよく聞きます。
ヨガ=リラックス、ヨガ=リフレッシュ、っていうイメージですよね。
新型コロナウイルス感染症の影響でリラックスやリフレッシュを求めている人が多いのだと思います。
でも一方で「ヨガに行くとどうしてもしんどくなる😭」という方も(かなり)いらっしゃるようです。
今日は、
#1.ヨガをするとしんどいのはどんな人?
#2.貧血の人がヨガをするとしんどい理由
#3.貧血の人のおすすめのリラックス法
こんな感じで行ってみたいと思います!
#1.ヨガをするとしんどいのはどんな人?
ズバリ、ヨガをするとしんどくなる人には科学的な理由があります。
それにはまず、私たちのカラダには大きく分けて2つの体質パターンがあることを理解することが必要です。
①アドレナリン代謝体質
②アセチルコリン代謝体質
まずは下のまとめを見てください。
私たちは、
●カラダを戦闘モードにするホルモン
→アドレナリン
●カラダを休息モードにするホルモン
→アセチルコリン
この二つを、一方を多く分泌して&一方を少なく分泌して、シーソーのようにバランスを取りながら生きています。
(このシーソーのバランスを”自律神経のバランス”と言います)
シーソーのバランスですので本体は、
●緊張して戦闘モードになるべき時
→アドレナリンを分泌
●リラックスして休息モードになるべき時
→アセチルコリンを分泌
自分自身で緊張orリラックスの切り替えが出来ているのが正しい状態です。
(切り替えが出来ている状態を”自律神経が整う”と言います)
しかし、私たちのカラダは生活習慣や食生活から、どちらかのホルモンを多く出しているパターンに寄っていることがほとんどです。
①アドレナリンを多く出している人
→アドレナリン代謝体質
②アセチルコリンを多く出している人
→アセチルコリン代謝体質
例えば、①のアドレナリン代謝体質の人は便秘気味な人が多いです。また、炎症体質の人が多いですので、すぐに赤く腫れて痒くなったり痛くなったりする人が多いです。
一方、②のアセチルコリン代謝体質の人は風邪をひいた時に透明の鼻水が出る人が多いです。また、アトピー性皮膚炎が多いのもアセチルコリン代謝体質の特徴です。
①の体質の人はどちらかと言うと常に緊張していますので、②の方向に振ると、つまりリラックスさせるとバランスがとれて自律神経が整います。
そして…ヨガをするとしんどくなる人は②の方です。
②の体質の人はヨガをするとアセチルコリンが余計に分泌してしまって、自律神経がよけいに乱れることになります。
自律神経が乱れるとリフレッシュ感はなく、更にしんどくなります。
アトピー性皮膚炎の人が「海に入ったら痒みがマシになる」っていうのは、このメカニズムです。
アトピー性皮膚炎の人は②の体質の方が多いですので、
海に入る
↓
海水の刺激を受けてアドレナリンが出る
↓
①の方向に振られる
↓
②の体質がマシになる
という感じです。
#2.貧血の人がヨガをするとしんどい理由
さて、ではなぜ?貧血の人がヨガをするとしんどくなるのでしょうか?
貧血とは「まずしい(貧しい)血」と書きます。
血液中のエネルギーが少ないですので、貧血の人は言ってみれば”血が薄い”状況と言えます。
普通に生活していても血液の中のエネルギーが少なくので、だから「しんどい」のです。
そこで貧血の人は「出来るだけ血流量を増やそう」とします。薄い血をできるだけたくさんカラダに巡らせようとします。
血流量を増やすにはどうしたらいいのでしょうか?
答えは…アドレナリンをたくさん分泌することです。
つまり貧血の人は①の方向に振るとカラダが楽になります。
貧血の人
↓
“血が薄い”状況
↓
薄い血をたくさん巡らせることが必要
↓
アドレナリンを分泌
↓
血流量が増える
↓
カラダが楽になる
こういうメカニズムです。
つまり、貧血の人は①の方向に振ると楽になるので、ヨガでリラックスすると②の方向に振られてしまいますので!
ヨガをすると余計にしんどくなってしまう訳です。
#3.貧血の人のおすすめのリラックス法
それでは最後に、貧血の人におすすめのリラックス法をお伝えします。
夜の入浴でしっかり湯船につかる
貧血の人は”血が薄い”ですので朝までぐっすり眠れないという人が多いです。
朝まで眠るエネルギーを血が薄くて供給できないんですよね(眠るのにもエネルギーが必要ですので)。
まずはぐっすり眠ることが大切ですので夜は必ず湯船につかることを習慣にしましょう。
湯船につかることでリラックスホルモンが出てしっかり眠れるようになります。
また、オススメは湯船につかりながら歯磨きをすることです。
歯磨きのようなリズム運動は、眠気を誘発するメラトニンという脳内物質を分泌させてくれます。
夜にリラックスできる時間帯を持ってくればあとはぐっすり眠るだけですので、しんどくなっても(比較的)大丈夫です。
そして何より、しっかり眠ることで①②のバランスが整います。自律神経のバランスが整えることを意識すると良いと思います。
まとめ
当たり前ですが、私たちのカラダには一人ひとり体質があります。
「リラックスするにはヨガ!」
っていう、一択の選択肢であるはずはないですので笑
自分に合ったリラックス法を見つけていきたいものですね☺️
カテゴリー | 貧血にかんするお話 |
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タグ | アドレナリン便秘自律神経の乱れストレス自律神経アセチルコリン睡眠 |
この記事を書いた人
前田 晴代
サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。
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