「食べたら太る」と分かっていてもチョコレートが無性に食べたい理由
2020.07.10
「無性に甘いモノが食べたくなる😭」ことって、ありますよね?
例えば、
・仕事中の午後3時くらいの時間帯
・めちゃくちゃ疲れているとき
・人間関係でイライラしたとき
こんな時は「あー!チョコレートが食べたい!」ってなったりしますよね。
会社の自分のデスクの上にチョコレートやキャンディーなどを置いている人も多いと思います。
今日は「チョコレートが無性に食べたくなる」理由、と、その後にカラダの中で起こる変化についてのお話です。
「食べたら太る」と分かっていてもチョコレートを食べてしまうのは何故!?
結論から言いますが、チョコレートが無性に食べたくなるのは、あなたの意思が弱いからではありません。
「目の前にあるチョコレートについつい手が伸びてしまって…」
これは、あなたの意思が弱いことが原因ではないのです。
あなたは…脳からの指令に従っているだけなんです。
順番に説明しますね♫
現代生活では、ストレスや生活習慣の乱れにあふれています。
このような要因が重なると、その対応のために脳はフル回転で働き続けなければいけません。
フル回転し続けた脳はどうなるか?
当然…脳はエネルギー不足に陥ります。
脳のエネルギーってなんでしょうか?実は脳のエネルギー源はたった一つしかありません。
それは…糖(とう)です。
エネルギー不足になった脳はカラダ中に!「エネルギー不足で死にそうだから糖を送ってくれー!」と指令を出すのです。
●ストレス/生活習慣の乱れ
↓
●その対応で脳がエネルギー不足になりがち
↓
●脳のエネルギー源は「糖」
↓
●脳はカラダ中に「糖を送ってくれ!」と指令を出す
カラダはどうやって?脳にエネルギーを送るのか?
脳からの指令を受けたカラダは「脳にエネルギーをおくらなきゃ💦」となります。
では…どうやって?カラダは脳にエネルギーを送るのでしょうか?
答えは「血流に乗せて」です。
カラダ中の血管はすべて!脳につながっています。
そして血液中のエネルギー=糖の量をあらわす数値が「血糖値(けっとうち)」です。
つまり「血糖値が高い」というのは血液中の糖分の量が多い状態のことを言うんですよね。
●エネルギー不足の脳の状態
↓
●血液のエネルギー値(=血糖値)も低い状態
↓
●カラダは血糖値を上げて脳に送るエネルギーを作ろうとする
ではどうやって?血糖値を上げるのでしょうか?
方法は2つあります。
一つは、アドレナリンを出して血糖値を上げること。
もう一つは、血液にすぐに溶けてくれる甘いモノを食べて、血液の中の糖分の量を増やすこと、です。
血液にすぐに溶けてくれる甘いモノって??
それは化学的な構造ができるだけシンプルな糖類、です。
(このような糖類のことを「単糖類(たんとうるい)」といいます)
単糖類の代表は、白砂糖です。
そして白砂糖がたくさん使われているチョコレートは、エネルギー不足のカラダの血糖値を上げるのにとても効果的です。
急激に血糖値が上がったあとにカラダの中で起こること
「え、砂糖を食べて脳にエネルギーを補給できるなら、それでOKでしょ?」
ってなりますよね。
エネルギー不足の脳の指令に応じてチョコレートを食べる。結果として血糖値が上がって脳にエネルギーが供給される。
それでいいでしょ?
実は…それで良くはないんです。涙
脳の指令に応じて血糖値を急上昇させると(当たり前ですが)上がった血糖値を下げる必要があります。
(上がりっぱなしだと…それは糖尿病です😭)
じゃあどうやって血糖値を下げるの?
カラダは血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンを出します。
そして…このインスリンがクセ者なんです。
インスリンの働きは以下の2つです。
①血糖値を下げる
②糖を脂肪に変える
■ 厚生労働省「e-ヘルスネット」より
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-011.html
つまり、脳の指令に応じてチョコレートを食べてばかりいると糖がどんどん脂肪に変えられて、太りやすい体質になってしまうんですよね。
血糖値を急上昇させなければ急降下はない
そこで具体的なアクションプランです。
ストレスが多い生活は変えることは出来ません。脳がエネルギー不足になることも避けることは出来ません。
そして、脳からの指令に応じて「甘いモノが食べたくなる」ことも避けることが出来ません。
だとすれば私たちに出来ることは2つです。
①「ゆるやかに」血糖値を上げる間食を食べる
悪いのは血糖値が急上昇することです。ですので「ゆるやかに」血糖値が上がる間食を摂れば、血糖値の急上昇は避けることが出来ます。
間食をチョコレートから、素焼きナッツなどに変えてみると良いかと思います。
② どか食いした後は「食後すぐの15分の散歩」をする
昼食などで血糖値が上がる(いわゆる)ドカ食いをしてしまった場合は、そのまま15分ほど散歩をしましょう。
軽くカラダを動かすことにエネルギーが使われますので血糖値が急上昇することを避けることが出来ます。
■「食後に行う有酸素運動が血糖値の変動に及ぼす影響 連続運動と分割運動の比較」
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201302286914657429
ちょっとした行動が体質改善に繋がりますので♫
まずは生活に取り入れやすいちょっとしたことを試してみるのがいいかもです🤗
カテゴリー | カラダからのサインのお話 |
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タグ | アドレナリンインスリン |
この記事を書いた人
前田 晴代
サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。
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