「深夜2時に目が覚める」原因は◯◯!?【ストレスとの関係】
2020.06.18
歳をとってくると朝までぐっすり眠ることが難しくなります。その原因っていったい何なんでしょう!?
小学生くらいの子どもは夜に眠りについてから一度も目を覚まさずに朝まで眠ることは当たり前ですよね。
8時間9時間眠りっぱなしのことも珍しくありません。
子どもと私たち(ちなみに私は40代半ばです💦)との違いは何なんでしょうか!?
今日は「深夜2時前後に目が覚める」というカラダからのサインについてのお話です。
食後血糖値が乱高下する「低血糖」という考え方
近年「低血糖」という考え方に急速に注目が集まっています。
「血糖値スパイク」という症状名でNHKスペシャルなどで特集が組まれたりしています。
ここで誤解して欲しくないのですが低血糖とは「血糖値が低い」状態を表すものではありません。
様々な定義がありますがサンナナサロン®︎では低血糖のことを以下のように定義しています。
【「低血糖」の定義】
(△)常に血糖値が低い状態
(◯)食後血糖値の乱高下する状態
例えば、お昼ごはんを食べたあとに急激な眠気に襲われることってありますよね?
それはまさに血糖値の乱高下が起こっているのが原因です。
●血糖値が上がる食事をイッキに摂取
↓
●上がった血糖値は下げなければいけない
↓
●血糖値がイッキに下がる
血糖値とは「血の中に含まれる糖の値」です。そして脳の唯一のエネルギー源は「糖」です。
血糖値が急に下がると脳のエネルギー源が急激に不足します。
エネルギーが不足した脳は眠くなる…というメカニズムです。
(このようにイッキに血糖値が下がることを「血糖値スパイク」と言います)
また例えば、同じ昼食を食べているのに友人は眠くならずに自分だけ眠くなる、ということも多いかと思います。
それはあなたの食後血糖値の曲線が「乱高下している」がデフォルトになっているからです。
上の図表からも分かりますように、健康な方の食後血糖値の曲線は「なだらか」がデフォルトです。
同じものを食べてもあなたの友人の血糖値は急上昇することもなく急降下することもありません。
食後血糖値の曲線が「なだらか」がデフォルトのあなたの友人は食後に眠くならないのです。
食後血糖値が下がりきった状態は脳にエネルギーが行っていない状態
食後血糖値が「乱高下している」がデフォルトの方は、前述のグラフからも分かりますように食後4~6時間で血糖値がいちばん低い状態になります。
血糖値が低い状態とは脳にエネルギーが行っていない状態ですので脳にとっては緊急事態です。
そこで…夜中の2時くらいっていうのは血糖値的にはどういう状況か?考えてみましょう。
●夕食を8時くらいに食べたとする
↓
●午前2時は夕食から6時間後
↓
●夕食によって上がった血糖値が下がりきった状態
つまり…夜中の2時頃の脳はいちばんエネルギー不足で!
緊急事態に陥っていると言えます。
(血糖値が乱高下する=低血糖の症状の人の場合)
緊急事態の脳はどうするか?
一番かんたんな方法は「目を覚ます」指令を出すことです。
目が覚めれば視覚から入る刺激によって血流が増えて血糖値が上がります。
脳は緊急事態を脱出することができます。
「悪夢を見させる」「歯ぎしりをさせる」も有効ですよね。
怖い夢をみて心臓がドキドキしたり、力を入れて食いしばることは血流を増加させます。
脳に血液が流れ込んで危機を回避する訳です。
●夜中に目を覚ます
●悪夢を見る
●歯ぎしりをする
これらの「カラダからのサイン」は食後血糖値の乱高下という考え方で科学的に説明することができます。
「ストレスが多いから夜中に目が覚めるのかな…」
と悩んでいる方も多いかもですが、、、
実は「血糖値の上がり下がり」という視点で科学的に改善を目指すことは可能なんです。
食後血糖値の乱高下(=低血糖)を改善するためには?
食後血糖値の乱高下を改善するためには、やはり食生活の改善、です。
「乱高下している」がデフォルトなので「なだらか」がデフォルトの食生活に少しずつ変えていってやる必要があります。
食後血糖値の乱高下はいろいろな「なんとなく不調」の原因になっています。
「朝までじっくり眠れない」も「なんとなく不調」の「カラダからのサイン」です。
私たちのサンナナサロン®︎ では貧血と低血糖を改善することで「なんとなく不調」の改善をめざす科学的なプログラムをご提供しています。
カラダからのサインを丁寧に聞いてあげて好調なカラダちゃんを手に入れたいものですね🙂
カテゴリー | 低血糖にかんするお話 / カラダからのサインのお話 |
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タグ | アドレナリン睡眠 |
この記事を書いた人
前田 晴代
サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。
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