37サロン

熱いシャワーと歯磨きの"おえっ"はカラダがストレスを忘れたがっている!?

2020.06.11

 

私たちのサンナナサロン®︎ではストレスと自律神経の乱れを化学的に可視化したデータをもとに、さまざまなプログラムをお客様にご提供しています。

 

サンナナサロン®︎では「ストレス」や「自律神経の乱れ」という言葉の定義をひとつひとつ明確にします。

 

お客様としっかり共通認識を持つことからプログラムを始めます。

 

その際に私たちは「カラダからのサインを大切にしましょう」とお客様にお話ししています。

 

株式会社MEETSHOPの代表取締役であるサンナナサロンの前田晴代の写真

 

例えば…

 

「なぜか?下半身にばかりお肉がつく」というのもカラダからのサインです。

 

「なぜか?最近ミネラルウォーターより炭酸水ばかり買ってしまう」というのもカラダからのサインです。

 

刺激を求めてミネラルウォーターより炭酸水を買ってしまうイメージ

 

今日は「朝の歯みがきでいつもオエっとなる」というカラダからのサインのお話です。

朝起きて熱いシャワーを浴びるのが好きな人は?

 

朝起きてすぐに熱いシャワーを浴びるのが日課の人は多いのではないでしょうか。

 

シャキっとして気合が入る!一日を始めるためのルーティーン(日課)として毎日のシャワーを習慣化している人も多いと思います。

 

サンナナサロン®︎的には「熱いお湯」=「物理的な刺激」です。刺激=ストレスを受けることでカラダはアドレナリンを分泌して血糖値をいっきに上げます。

 

血糖値が上がると脳にエネルギー(糖)が流れ込みますので頭がシャキっとする訳です。

 

朝起きてすぐに熱いシャワーを浴びるのがあまりよくないということを伝えるイメージ

 

ここで一つ、ある研究論文をご紹介します。

 

群馬大学が草津温泉に伝わる「時間湯」という入浴法を研究した論文です。

 

「時間湯」というのは約47度の高温のお湯に3分間入浴することを繰り返す入浴法です。

 

この研究では間湯」の入浴法が止められなくなったアトピー性皮膚炎の21歳の女性を被験者として血液中のβエンドルフィンという物質を調べています。

 

すると「時間湯」の入浴後にはβエンドルフィンの分泌量が著しく増加していることが分かりました。

 

βエンドルフィンは脳の中で分泌される物質で「脳内麻薬」として有名です。

 

麻薬と同じですのでストレスや物理的な痛みを忘れさせてくれる効果があります。

 

ストレスがあるせいで熱いシャワーがやめられない女性のイメージ

 

この21歳のアトピー性皮膚炎の女性はおそらくアトピー特有の肌が乾燥して痒い(かゆい)症状を持っていたと思われます。

 

日常的に痒いことで強いストレスを感じていたかもしれません。

 

その強いストレスが「時間湯」の入浴で分泌されたβエンドルフィンによって文字通り忘れさせてくれた。

 

「時間湯」の間だけはアトピー性皮膚炎の痒みやストレスを”忘れる”ことが出来たのでしょうね。

 

だから「時間湯」の入浴法を止めれなくなったのだと思います。

 

熱めのシャワーが好きな人は同じようにβエンドルフィンによるストレスや痛みを”忘れさせてくれる効果”が病みつきになっているのかもしれませんね。

 

(つまり…朝に熱いシャワーが好きな人は日常的にストレスをたくさん抱えている人かもしれません

 

朝に熱いシャワーが好きな人は日常的にストレスをたくさん抱えている人かもしれないことをイメージさせる湯船の画像

私たちを病みつきにさせる脳内物質「βエンドルフィン」

 

樺沢紫苑さんの著書「脳を最適化すれば能力は2倍になる」でも紹介されていますが、βエンドルフィンはいわゆる”ゾーン”に入った時やフロー状態に入った時に分泌される脳内物質です。

 

 

究極に集中している!

 

究極にリラックスしている!

 

 

いずれかの状態で脳の中で分泌されるのがβエンドルフィンです。

 

ゾーンに入った時やフロー状態に入った時に分泌される脳内物質βエンドルフィンをわかりやすく説明した画像

 

“ゾーン”という単語は元メジャーリーガーのイチロー選手がきっかけで有名になった言葉ですよね。

 

一流のアスリートが超集中している状態が”ゾーン”に入っている状態です。

 

また一方で、究極にリラックスしている時に分泌されるのもβエンドルフィンです。

 

ヨガやマインドフルネスでじゅうぶん時間をかけてリラックスしている時などにもβエンドルフィンは分泌されます。

 

ストレスがなくなってリラックスする女性のイメージ

 

また例えば片付けや料理などで”無心に”なる時ってありますよね。

 

著名な心理学者であるミハイ・チクセントミハイさんは著作「フロー体験:喜びの現象学」の中でプロ料理人が料理という作業を通してフロー状態に入ることを紹介しています。

 

いろんな食材や調理器具をインプットして料理手順を頭の中で整える。それを無心でこなしながら料理する…そうやってフロー状態になるのかもしれません。

 

私たちがゾーンやフロー状態に入っているときに私たちの脳の中でガンガンに分泌されているのがβエンドルフィンなのです。

 

Βエンドルフィンが分泌されている時は超気持ちいい!ですから…

 

その快感が忘れられなくってどんどんその道を極めていく訳です。

 

 

Βエンドルフィンが分泌されている快感が忘れられなくなる楽しいひとときのイメージ

βエンドルフィンは他にどんな時に分泌されるの?

 

さて、βエンドルフィンがどういう物質かは良くわかりました。

 

では、他にどんな時にβエンドルフィンは分泌されるのでしょうか?科学的に明らかになっているのは以下の4つの場合です。

 

 

① いわゆる”ランナーズハイ”

 

② 脂っこい高カロリーな食事(大トロやマヨネーズ)

 

③ 熱めのお風呂や針治療の”痛気持ちいい”

 

④ 吐き癖や歯磨きで”おえっ”となる

 

 

ゾーンに入った時やフロー状態に入った時に分泌される脳内物質βエンドルフィンをわかりやすく説明した画像

 

 

②の脂っこい高カロリーな食事はイメージしやすいですよね。

 

βエンドルフィンのような物質がなぜ?私たちの脳の中で分泌されるようにインプットされているかを考えてみると良いと思います。

 

イメージは狩猟時代。その頃の人間はきっと食料を手に入れて食べることが生きるためには絶対に必要なことだったに違いありません。

 

そして食べ物は少量でも大きなエネルギーを生み出してくれる高カロリーなものの方が効率的。

 

だから私たちの脳には、

 

 

「脂っこい高カロリーなものを食べたらご褒美としてβエンドルフィンを出してあげますよ」

 

 

っていうプログラムがインプットされているのです。

 

 

生きるために必要な高カロリーなものを摂取すればβエンドルフィンが出て気持ちいいように私たちのカラダは出来ているんですよね。

 

笑、大トロやマヨネーズが美味しい訳です。

 

脳の中でβエンドルフィンが出まくっている訳ですから…病みつきになりますよね。

 

βエンドルフィンが出て気持ちいいよくなる高カロリーな食事のイメージ

 

そして④の、歯磨きで”おえっ”となるのも同じ現象です。

 

これも同様に私たちの脳にインプットされているはずです。

 

では..「吐く」とはどういう行為でしょうか?例えば、食べてはいけない猛毒なんかを飲み込んだときを考えてみます。

 

私たちのカラダが自分の命を守るために行う最終手段が…「吐く」ですよね。

 

最終手段の「吐く」をやってまで自分の命を守ったことのご褒美としてβエンドルフィンが出ます。

 

つまり私たちの脳は…

 

 

「最終手段の『吐く』を実行して命を守ったらβエンドルフィンで気持ちよくなれますよ」

 

 

ってインプットされている訳です。

 

歯磨きで”おえっ”っとなる人はご褒美のβエンドルフィンによる快感が実は病みつきになって…

 

ついつい毎朝”おえっ”ってなっているのかもしれません。

 

歯磨きで

まとめ

 

私たちのサンナナサロン®︎では、

 

 

●毎朝”おえっ”ってなるのも…

 

●ついマヨネーズをたくさんかけてしまうのも…

 

●熱いシャワーがやめられないのも…

 

 

すべてカラダからのサインですよってお伝えしています。

 

ストレスが解消されてリラックスしている女性のイメージ

 

なぜ?βエンドルフィンが出ることをカラダが欲するのかな?と考えることが大切だと思っています。

 

上記のことから分かりますように、強制的に分泌させられたβエンドルフィンの働きは二つ、です。

 

 

●痛みを忘れさせる働き

 

●ストレスを忘れさせる働き

 

 

忘れたい痛みってなんなのかな?忘れたいストレスってなんなのかな?

 

そこを深堀りしていって食生活や生活改善のプログラムを組むことが大切だと考えています。

 

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この記事を書いた人

Nishio Masaki

Nishio Masaki

株式会社MEETSHOPの取締役。得意なことは整理整頓と言語化。いろんなことの攻略法を見つけるのが好きです。

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