そもそも「代謝」っていったい何なの?【ちょいムズ】
2019.10.19
いろんな健康法やいろんなダイエットがありますがそれらに共通して「良いことだよね」って言われることって「基礎代謝を上げる」ことではないでしょうか。
基礎代謝ってそもそも何!?
子どもって「基礎代謝が高い」ってとく言われますよね。小ちゃな子どもはちょっと動いただけで汗をかきますし、冬の寒い時期でもポカポカ暖かいカラダをしています。それって一体どういうことなんでしょう?
ちょっと難しい話ですが、一般的に「代謝」と呼ばれる反応の一つは「体の中でアミノ酸がペプチド結合をする」ということです。
鶏肉や豆腐などに含まれるタンパク質がカラダの中で分解されてプロテインになり、そのプロテインが分解されてアミノ酸になります。
「ペプチド結合」というのはそのアミノ酸がくっついて作る20種類くらいの塊(かたまり)のことです。
子どもがたくさん汗をかく理由
アミノ酸がくっつてペプチドっていう塊(かたまり)になることをペプチド結合って言うんですが、実はそのペプチド結合の際に発生するのが…水です。
つまり代謝が盛んであるということはペプチド結合がたくさん起こっているという訳で、そうするとたくさん水が体内に発生します。
もう分かりましたよね?子どもは代謝が盛んですので体内でたくさんペプチド結合が起こっています。だから子どもはたくさん汗をかいたり、おしっこを頻繁に行きたがるのです。
これを「代謝水」と呼んだりします。
血液検査で代謝を表す指標
これまたちょっと難しい話ですがw…カラダは実は脂肪や筋肉を分解してエネルギーを作っています。これも「代謝」と呼ばれる反応の一つです。
筋肉を分解すると「アラニン」という物質になります。このアラニンに関する血液検査の指標の一つが「ALT:アラニン変換酵素」です。
●AST(GOT)
心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素
《標準値》5-40
●ALT(GPT)
肝臓に多く存在する酵素
肝臓の細胞が壊れると出てくる酵素
脂肪肝や肝炎で高くなる
《標準値》5-41
●γ-GTP
肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇
《標準値》0-70
つまり…ALTの値が少ない人(数値が一桁の人)はアラニンの分解する力が弱いということですので、代謝する力が弱い可能性があります。
健康診断の血液検査の指標の見方ひとつで実は自分のカラダの基礎代謝の能力が少し分かったりします。
カテゴリー | 代謝にかんするお話 |
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タグ | タンパク質代謝 |
この記事を書いた人
前田 晴代
サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。
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