37サロン

サンナナサロン®︎を作ったときの話【その1】

2019.10.20

 

私たちはサンナナサロン®︎という店舗を経営しています。

 

「温活サロン」というジャンル?でやっている訳ですが、温活サロンであるサンナナサロン®︎をやり始めるまでにはけっこう紆余曲折?がありました。

 

(2018年1月頃の工事中の写真)

300人以上にマーケティングリサーチを実施

 

サンナナを始める1年ほど前、「何か新しい事業を作れないか」という話になりました。その時にはいろんな事業アイデアが出ました。

 

ソフトバンクのロボット「ペッパー君」に搭載されている「感情エンジン」というAIを使った「スマートサロン」を作ろう!というアイデアもありました。

 

“店舗が感情を持ったらどうなるか?”という事業アイデアです。いま思い出してもこの方向性で進めていても面白い結果になったと思います。

 

 

いくつかの事業シーズもあり、一番最初の方向性として「高付加価値のアンチエイジングサロンを作ろう」となりました。最先端の再生医療からスピンオフした技術を事業に盛り込もうとしたんです。

 

そのタイミングで私たちは「今いちど原点に立ち帰って…お客様の声を聞いてみよう」となりました。

 

自分たちが想定しているサービスが本当に求められているか?ゼロベースでお客様に聞いてみよう、と思った訳です。

73%のお客様が抱えていた「冷え」の悩み

 

結果は驚きでした。私たちは安易にエイジングの悩みが当然に上位に来るだろうな、と思っていました。ところが蓋を開けてみれば悩みのトップは「冷え」に関する悩みだったんです。

 

これは…正直ショックでした。

 

でもこの結果を無視する訳にはいきません。私たちはそれまで作り上げてきた事業アイデアをいったん全部キャンセルし、ゼロから事業アイデアを作り直しました。

 

その過程で生まれたアイデアが「サロンに足湯って作れないかな?」というものでした。

 

いま思えば…それがサンナナサロン®︎の原型のアイデアだったと思います。

「おんかつ」という言葉の世の中での温度感

 

私たちは事業をつくるとき…世の中での「温度感」というものを非常に気にします。

 

どれだけ素晴らしい事業シーズや事業アイデアがあっても世の中の認知や盛り上がりがなければ、世間の「温度感」をレバレッジとして利用できないように思います。

 

例えば、この文章を書いている2019年10月の時点で世間の「温度」が上がっている分野といえば…AIやロボティクスでしょうか。

 

(私たちがサンナナを作ろうとしていた時期にいい感じで熟して?いたキーワードが”再生医療”でした)

 

そこで私たちは…”温活”という言葉の世の中的な認知を考えました。

 

”おんかつ”という音を聞いて人は”温活”という漢字が直感的に思いつくかどうか?”温活”という単語がポジティブで且つバズる直前の単語かどうか?

 

私たちの答えはYESでした。

 

“温活”という言葉の世の中での認知の広がりを利用して「いや、でもただカラダを温めるだけじゃないんだよ」っていうギャップを作る。

 

これこそがサンナナサロン®︎の一番最初の事業アイデアです。

 

サンナナサロン®︎という屋号

 

そこから私たちはサンナナサロン®︎という屋号を思いつく訳ですが、ご覧の通り「®︎」マーク付きです。つまりサンナナサロン®︎は弊社で登録商標を取得しています。

 

ビジネスの広がりを考えた時にやはり登録商標を押さえれるか?というのは大きな要素だと思います。私たちは早い段階でサンナナサロン®︎が商標取得できるか?を確認しました。

 

屋号を考えるとき、私たちが大切にしているのは「その屋号を人が人に話すシーン」です。

 

「きょうサンナナ行ってきてん」

「サンナナっていうお店があってね」

 

適度に略せること。

 

一度聞いたら忘れないこと。

 

その単語でどういうサービスが行われているかイメージできること。

 

人が相手に説明して「なるほど!」という感情の動きが起こること。

 

そんなことを私たちは重視します。

 

(以下、次回)

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前田 晴代

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。

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