■ この記事を監修いただいた専門家

吐きぐせ、食いしばりの原因とは？

 

吐きぐせや食いしばる癖がある人は、無自覚でやってしまっていることが多いのではないでしょうか。

 

冒頭でお伝えしたように、わたしも歯をくいしばる癖がありました。

 

自分では食いしばっているつもりはないのに気づいたらアゴが疲れてる…。

 

そこで「あ、すごい力んで食いしばってた」と気づくんです。

 

 

また、友人は歯磨きのときに「オエッ」と吐くのが気持ちよくてやってしまうと言っていました。

 

このように無意識についついやってしまう！

 

これって実は、、

 

“カラダ”が吐いたり食いしばったりするよう私たちに命令しているんです！

 

どういうことか？みていきましょう。

 

 

オエッと吐いたり歯を食いしばる時わたしたちのカラダでは、、

 

実はβエンドルフィンという脳内物質が分泌されています！

 

ん？？

 

βエンドルフィンってなに？

 

イメージしやすいのは「ランナーズハイ」です。

 

 

マラソンで疲れ切っているときにカラダが急に軽くなってハイになると聞いたことがあるかと思います。

 

このランナーズハイが起こる原因はβエンドルフィンがカラダで分泌されているからなんです！

 

βエンドルフィンには、、

 

⚫︎痛みを忘れさせる
⚫︎ストレスを忘れさせさせる

 

このような働きがあります。

 

さきほど”カラダが吐いたり食いしばったりするよう私たちに命令している”とお伝えしました。

 

つまり、、

 

吐いたり食いしばることでカラダの中でβエンドルフィンを分泌しようとしているんです。

 

ストレスが溜まるとカラダで起こること

そうなると気になるのは、なぜカラダはβエンドルフィンを求めているのか？ということですよね。

 

この答えは、、

 

ストレスの溜まっているカラダをβエンドルフィンで楽にしたいから！

 

なぜこう考えられるのか？

 

ストレスを受けたカラダで何がおこるのか順番にみていきましょう。

 

 

まずわたしたちがストレスをうけるとカラダはエネルギーを大量に消費します。

 

そこでエネルギー不足解消のために「アドレナリン」という物質が分泌されます。

 

ふつうならこれで一件落着。なのですが…

 

ストレスが大きいとアドレナリンでは足りなくなってしまいます。

 

そこでカラダは、、

 

βエンドルフィンを分泌してストレスを忘れようとするわけです。

 

 

つまり吐きぐせや食いしばる癖がある人は、、

 

ストレスをうけたカラダが楽になりたくて「βエンドルフィンを出して！」とSOSを出していると考えられます。

 

まとめ

 

無意識にやってしまっている吐きぐせや食いしばり。

 

これはカラダに大きなストレスが溜まっているのが原因かもしれません。

 

これらの行動によって【βエンドルフィン】が分泌されると、一時的にきもちよくなりストレスを忘れられます。

 

癖になっている行動の原因はこのメカニズムが働いていたんですね。

 

吐きぐせや食いしばりを頻繁にしているなと感じる人はストレスが溜まる生活を送っていないか？注意してみてください。