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パルスオキシメーターで予防はできない!誤解されがちな血中酸素濃度を徹底解説!

2021.08.25

 

「血中酸素濃度を高く保つと感染症の予防になる」

 

こんな話を聞きました。

 

そして最近、血中酸素濃度を測ることのできるパルスオキシメーターがすごく売れているみたいなんです。笑

 

今回の記事を読めば、血中酸素濃度とは何か、パルスオキシメーターを使って感染予防はできるのか?について分かります!

この記事は5分で読めます!

 

パルスオキシメーターは感染症予防に効果があるのか調べている画像

パルスオキシメーターで感染症リスクはわかるの?

 

パルスオキシメーターでわかるのは「血中酸素濃度」です。

 

まずは血中酸素濃度とはどんな数値なのか?説明していきますね。

 

血中酸素濃度の数値でわかるのは、体内の酸素の状態です。

 

酸素は血液によって全身に運ばれます。もう少し詳しくいうと、血液中のヘモグロビンというものに酸素がくっついて運ばれているんです。

 

血中酸素濃度は、そのヘモグロビンと酸素の結合率。

 

もちろん結合率が高い方が身体中に酸素が運ばれます。

 

血中酸素濃度は、そのヘモグロビンと酸素の結合率ということを説明したイメージ

 

酸素は私たちにとってエネルギー源なので、血中酸素濃度が高い方が良く、低ければ色んな臓器が十分な酸素を受け取れなくなってくるため危険な状態になってしまいます。

 

では、冒頭で言っていた通り血中酸素濃度を高く保つことができれば、感染症や病気になりにくいのでしょうか?

 

答えはNOです。

 

↓下の図をみてください

 

血中酸素濃度の上がり方について表した図

 

そもそも血中酸素濃度は、持病があったり高齢でない限り、平常値を下回ることはありません。(運動後などは一時的に下がりますが問題ないです)

 

「血中酸素濃度が低いから感染症になる」という認識は間違いです。

 

感染して、重傷した結果、血中酸素濃度が下がってしまうんです。

 

つまり、パルスオキシメーターで血中酸素濃度を測ってわかることは、感染症や病気が重症化しているかどうかということです。

パルスオキシメーターで感染症の予防はできない!

血中酸素濃度が高くても酸素不足の人がいる

 

血中酸素濃度が低ければ色んな臓器が十分な酸素を受け取れなくなってくるため危険な状態になってしまうとお伝えしました。

 

では、血中酸素濃度が平常値なら酸素が十分にカラダに届けられている…と思いますよね。

 

実はそれ、誤解なんです!!

 

血中酸素濃度が平常値でも酸素不足の人が結構います。

 

どういうことか?お伝えしますね。

 

血中酸素濃度が平常値でも酸素不足の人のイメージ

女性の2人に1人がかくれ貧血

 

血中酸素濃度は平常なのに、カラダに酸素を運べていないのはなぜか?

 

その答えは、良質なヘモグロビンが不足しているからです。

 

血中酸素濃度が低いと、血液中のヘモグロビンと酸素の結合率が悪いので酸素を全身に運べませんでした。

 

一方で、良質なヘモグロビンが不足していると、酸素を運べる数が少なくなってしまうんです。

 

血中酸素濃度と貧血のちがいについてあらわした画像

 

この、ヘモグロビンの質や量が悪い=血液が薄い状態を「貧血」といいます。

 

貧血は自覚のない人がたくさんいて、隠れ貧血といわれています。
そもそも貧血の定義を知らない方が多いんですよね…

血中酸素濃度が低くなって体がだるくなっている人のイメージ

 

厚生労働省の平成26年国民健康・栄養調査結果から、20〜50歳の女性の約65%の女性がかくれ貧血であることがわかっています。

 

2人に1人以上が貧血ということです。

 

そんなに沢山かくれ貧血の方がいるのにどうして自覚症状がないのでしょうか?

 

隠れ貧血の症状を見てみましょう。

 

冷え性/むくみやすい/爪が割れやすい/くまが出来やすい/イライラしやすい/朝起きにくい/階段で息切れする

 

一つでも当てはまれば、かくれ貧血の可能性があります。

 

先ほどからお伝えしているように、酸素が全身に運ばれないと、カラダのあちらこちらで栄養が足りず不調がでてしまいます。

病院に行くほどの不調じゃないのでほっといている…
原因が貧血だと気づいていない…という方がほんとに多い!

貧血になってカラダに不調が起こってしまった女性

ヘモグロビンの質と量を良くするには?

 

女性の約65%がかくれ貧血で、良質なヘモグロビンが作れていません。

 

では、元気なヘモグロビンを増やすにはどうすればいいのでしょうか?

ズバリ、ヘム鉄とタンパク質をしっかりとることです!

ヘモグロビンは【ヘム鉄】と【タンパク質】で出来ています。

 

この2つが十分に摂れていたら元気なヘモグロビンがしっかりつくられるということです。

 

ヘモグロビンはヘム鉄とタンパク質でできていることを説明した画像

ヘム鉄

 

まず一つ目は【ヘム鉄】です。

 

注意したいのは、鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄があるということです。

 

このふたつの違いはなにかというと、吸収率です。非ヘム鉄は吸収率が低く、ヘム鉄は高いです。

 

・ヘム鉄 レバーや赤肉、赤身の魚など
・非ヘム鉄 野菜や卵、牛乳など

普段食べている鉄分は非ヘム鉄であることが多いです。
鉄分というとほうれん草のイメージがありますが、あれも非ヘム鉄なんです。

厚生労働省のこちらの記事にあるように、成人女性が一日に必要な鉄分の量は10mg。

 

これはレバ刺し4皿orほうれん草1000gに相当します。

 

毎日こんなに鉄分を取るのは難しいですよね。鉄分は食事だけで補うのが大変な栄養です。

 

サプリメントなどをうまく活用してみてください。

 

オアディスワンのればーのかわり

オアディスワンのヘム鉄サプリ「ればーのかわり」

タンパク質

 

ヘモグロビンをつくるための材料のふたつめは【タンパク質】です。

 

厚生労働省のこちらの記事によると、成人女性が一日に必要なタンパク質の量は50〜60g。

 

タンパク質はちゃんと摂れてる!という方が多いのですが、実はこちらも不足してる場合が多いです。

 

納豆だと1日10パック、ゆで卵だと8個も食べないといけない!

オアディスワンのおきかえナッツはおやつの代わりにおきかえてヘム鉄やタンパク質をしっかりとることができます。

 

3食+間食でしっかりタンパク質を摂れるとばっちりです!

 

オアディスワンのたんぱくしっつのイメージ

オアディスワンのおきかえナッツ

まとめ

 

血中酸素濃度:ヘモグロビン(=酸素を運ぶ)と酸素の結合率

 

→血中酸素濃度が低いと酸素を全身に運べない。

 

貧血:ヘモグロビンの質や量が悪いく血液が薄い状態

 

→酸素を運ぶスーパーのカートが足りないので、酸素を十分に運べない。

 

酸素は、わたしたちにとってとても大事なエネルギー源です。不足するとカラダのあちこちで不調が起こってしまいます。

 

血中酸素濃度が低い状態というのは、病気や基礎疾患、高齢者でない限りあまり心配しなくて大丈夫です。

 

一方で、成人女性の多くがかくれ貧血だと言われています。

 

病院に行くほどでもない不調の原因が貧血であることはとても多いです。

 

ヘモグロビンの材料である【ヘム鉄】と【タンパク質】毎日とることを習慣づけてみて下さいね♪

 

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この記事を書いた人

かなこ

かなこ

サンナナサロンの「カラダの勉強会」で勉強中。【冷え】【便秘】が長年の悩み。パンや甘いものが大好きな私でも、はるよさんに教えてもらった「体質改善」でカラダの悩みを改善できるのか?実践中

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