37サロン

【筋トレすると眠れない問題】科学的には筋トレが原因ではなく〇〇が問題!

2021.06.05

 

「家にいることが多くなって筋トレをし始めると眠れなくなった」

 

そんな声をサンナナサロンのお客様からも多く聞きます。

 

適度な運動は健康にいいはずなのに…筋トレを始めめてからぐっすり眠れなくなった!

 

いったい何が起こっているのでしょうか?

 

今回は、私たちが取り組んでいる体質改善プログラムの観点から解説してみたいと思います。

 

サンナナサロンの食べるファスティングプログラムのスライドのイメージ

筋トレをすることで私たちのカラダにどんな変化が?

 

まず、筋トレをすることは私たちのカラダにとって「刺激」であることは間違いありません。

 

思いっきり力を入れることで心拍数が上がります。

 

1セッション終わった後には息を切らすことも多くあると思います。

 

夜に眠れなく悩みを抱えながらも筋トレをしている男性のイメージ

 

そのような刺激を受けた私たちのカラダは「アドレナリン」というホルモン(神経伝達物質)を出します。

 

アドレナリンが出ると私たちのカラダは血糖値が上がり、全身にエネルギー(糖)と酸素を血流に乗せて巡らせます。

 

アドレナリンが出ているカラダの状態を「交感神経優位」といいます。

 

交感神経優位とはいわゆる戦闘モードです。

 

それこそ狩猟時代の人たちのように猛獣を目の前にして自分の命を守るために戦う!といったカラダの状態です。

 

交感神経優位と副交感神経優位を切り替えるスイッチを説明するイメージ

ぐっすり眠って良質な睡眠をとるために必要なこと

 

一方で良質な睡眠の定義ですが、、、

 

私たちサンナナサロンでは「副交感神経優位で眠る睡眠」と定義しています。

 

副交感神経優位とは交感神経優位の逆で、アセチルコリンというリラックスホルモンが分泌している状態のことです。

 

下の図にもありますように、副交感神経優位の状態はカラダの修復やデトックスが進みます。

 

この状態で眠ると「夜に一度も目が覚めない」「朝までぐっすり」「起きてもシャキッと」の状態になります。

 

 

話しは少し逸れますが、サウナで「整う」という表現がありますよね。

 

あれは正に、副交感神経優位に完全に入った状態です。

 

つまりサウナによって「強制的に副交感神経優位に入れる」ことができるんですよね。

 

想像してみてください。

 

思いっきりサウナに行って「整って」からすぐにベッドに入って眠る。。。

 

ぐっすり眠れそうですよね?

 

これこそが、副交感神経優位で眠る、ということです。

 

強制的に副交感神経優位に入れることができるサウナのイメージ

筋トレが悪いのではない。筋トレをする「時間帯」が問題!

 

さてここまでで、

 

●筋トレ

→交感神経優位を作る

 

●ぐっすり眠ること

→副交感神経優位が必要

 

このことが分かりました。

 

つまり普通に考えたら、筋トレをした場合ぐっすり眠れるハズがないんですよね。

 

じゃあ筋トレはしてはダメなのか?

 

そういう訳ではありません。

 

筋トレをして交感神経優位になっても、私たちのカラダは3時間~5時間かけてゆっくりと副交感神経優位に移っていきます。

 

眠りに入る時間から逆算して、例えば「筋トレは18:00までにする」というような取り組み方をすればぐっすり眠るための副交感神経優位にはそれほど影響しないように思います。

 

夜に眠れないなどの悩みを抱えながら筋トレをする人のイメージ

 

また意外かもしれませんが、こちらの厚生労働省「ストレッチングの効果」の記事では、

 

●リラクゼーション(副交感神経優位)には筋トレは推奨されない

 

とキッパリ書いていたりします。

 

基本的には「筋トレをすると交感神経優位になって眠れなくなる」と考えておいて問題はないように思います。

 

なかなか眠れずに悩んでいる男性のイメージ

まとめ

 

筋トレをすると私たちのカラダは交感神経優位になってぐっすり眠れなくなります。

 

ぐっすり眠るためには副交感神経優位が必要です。

 

一つの方法として、夜18:00-以降の筋トレは避けるようにすることでぐっすり眠ることが出来るでしょう。

 

また、他にも「ぐっすり眠る」ことを妨げるものとして科学的にエビデンスがあるのは、

 

●バスタブに浸からずシャワーだけの入浴

●午後に2杯以上のコーヒーを飲むこと

●20:00以降の夕食

 

などです。

 

副交感神経優位で眠れないのは複合的な生活習慣が原因だと考えられます。

 

まずは自分の生活の特徴を見直してみるのがいいかもしれませんね。

 

筋トレが原因で眠れなくなって頭痛で悩んでいる男性のイメージ

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この記事を書いた人

前田 晴代

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。

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