2021.02.06

「頭痛とか肩こりが酷いんだけど…貧血が原因？」

っていう声をよく聞きます。

ズバリ！答えはYESでもありNOでもあります。

今日はその辺りを分かりやすく説明できたらなと思います^ ^

頭痛の種類は主に３つある

まず頭痛(慢性的に頭痛)の種類なのですが、医学的に大きく３つに分類されます。

①緊張性頭痛
血流が悪くなって酸素不足

 

②偏頭痛
血管が広がって炎症を起こす

 

③群発頭痛
内頸動脈が炎症

※参照：日本臨床内科医会「頭痛の種類」

ここで皆さんに注目して頂きたいのは「血流」という部分です。

血流が悪くなって引き起こされる頭痛と、血流が多すぎて引き起こされる頭痛に分かれるのが理解して頂けるでしょうか。

①の緊張性頭痛は血流が悪くなることが原因で起こります。

ですので、血流が悪くなっている部分を揉んだり温めたりすると頭痛がマシになります。

例えば、大事なお仕事が続いて筋肉が緊張してしまって血流が悪くなる。

そんな状態に起こる頭痛のイメージでしょうか。

②③の頭痛は炎症が原因で起こります。

炎症によって血管が広がることで起こる頭痛です。

ここで「炎症」の定義ですが、医学的には「炎症の４兆候」が有名です。

※参照：日経メディカル「炎症の４兆候」

つまり、腫れたり痛んだり赤くなったりするのが、炎症、っていうことになります。

炎症が原因になっている頭痛は、炎症の原因になるような食べ物を避けることが改善のヒントになります。

少し難しい話になりますが、、、

リノール酸(オメガ３)などの油は、インスリンが多く分泌される食事を摂るとプロスタグランジンe2という炎症を引き起こす物質に結びつきます。

インスリンが多く分泌される食事。

チョコレートや小麦製品、砂糖のような血糖値をすぐに上げる食事ですね。

慢性的な頭痛を持っている方は貧血の場合が多い

ここで(慢性的な)頭痛と貧血の関係について考えてみます。

まず、①に関してです。

貧血の場合は「頭痛がもっと酷くなる」ことが理解が出来ると思います。

血流が悪くなって何が起こるか？というと、脳の細胞にじゅうぶんな酸素が届かなくなります。

脳の細胞は酸欠状態になって、、、、

で、頭痛が起こるわけです。

一方で、貧血とは以前の記事でも説明しましたが「貧血＝細胞の酸欠」です。

貧血は血液中のヘモグロビンが酸素をじゅうぶんに運べていない状態です。

ですので、貧血の場合は①のパターンの頭痛は「もっと酷くなる」と考えることができます。

次に、②③に関してです。

結論から先に言いますと「②③の頭痛の結果として貧血になる」と考えれば良いと思います。

先ほども説明しましたように、炎症とは赤く腫れたり傷んだりすることです。

その結果、目に見えないほど小さな出血が炎症には起こっています。

よく医療ドラマで「炎症がひどくなって出血している」というようなセリフを聞くかと思います。そんな感じですね^ ^

つまり、②③の頭痛は貧血が原因で起こるものではありません。

「頭痛の結果に貧血になる可能性が高い」と理解しておけばいいかと思います。

まとめ

①の緊張性頭痛、②の偏頭痛は、普段の食生活を改善することである程度は改善を目指すことが出来ると思います。

具体的には、貧血を改善するようなヘム鉄とタンパク質などをしっかり摂取する食生活です。

（私たちサンナナサロン®︎は貧血撲滅委員会をやっていますので！私たちの出番です^ ^）

ただ、③の群発頭痛に関しては重大な病気の可能性がありますので、すぐにお医者様に相談してくださいね。

この記事を書いた人

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。