37サロン

筋トレすると眠れないのはなぜ?【夏バテの原因】

2020.08.16

 

「運動したらよく眠れるはずなのに逆に眠りが浅くなった」

 

あるお客様からそんな相談を受けました。

 

確かにおかしいですよね💦

 

健康のためには適度な運動が必要!って言われて…筋トレすると逆に眠りが浅くなるなんて。。。

 

筋トレをした後眠れなくなる女性のイメージ

 

平均気温が体温を超えるような最近の暑さでは寝不足はすぐに夏バテに繋がります。

 

そこで今回は、

 

 

こんな感じで行ってみようと思います!

 

激しい運動の後眠れない女性のイメージ

筋トレすると眠れなくなるメカニズム

 

結論から言いますと、筋トレが眠れないことの原因になっているのではありません。

 

寝不足の原因になっているのは「筋トレをする時間帯」なのです。

 

詳しく説明しますね^ ^

 

筋トレをすると夜眠りにくくなる男性のイメージ

 

筋トレをすると思いっきり力を入れます。心拍数が上がってハアハア💦いいますよね。

 

つまり筋トレする=激しい運動をすることはカラダにとって刺激なわけです。

 

厚生労働省のこちらの記事にあるように、私たちのカラダは刺激を受けるとアドレナリンという神経伝達物質(ホルモン)を出します。

 

アドレナリンは私たちのカラダを”戦闘モード”にします。

 

交感神経と副交感神経のスイッチを切り替える自律神経のイメージ

 

この”戦闘モード”というのは文字通り、私たちのカラダが戦闘するための状態にある、ということです。

 

●瞳孔(どうこう)が開く

戦闘に勝つためにたくさん光を取り入れて情報を集めようとする●心拍数が上がる

全身に血液を送ってカラダ中の細胞に酸素とエネルギーを届ける

 

●便秘になる

戦闘中にトイレに行きたくなると負けてしまうから

 

こんな感じです。

 

そしてもちろんアドレナリンが出ている間は眠たくなくなります。

 

アドレナリンが出ている間は眠たくなくなる脳のイメージ

 

それどころか…

 

アドレナリンが出ている間はカラダは休息できませんので!

 

眠たくなりませんし寝たとしても眠りが浅いまま(=いつでも戦闘できるよう)になってしまいます。

 

もうわかりましたね^ ^

 

筋トレが眠りが浅いことの原因なのではありません。

 

筋トレによって分泌されるアドレナリンの働きによってカラダが戦闘モードになることが眠りが浅いことの原因なんですよね。

 

筋トレによって分泌されるアドレナリンの働きによって眠りが浅くなる女性のイメージ

眠りが浅くならない運動のやり方とは?

 

眠りが浅くなるメカニズムが分かれば、解決法は簡単です。

 

夜に筋トレのような激しい運動をしないこと、です。

 

ショーン・スティーブンソンさんのベストセラー「SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」では、午前7時、午後1時、午後7時に運動する三つのグループに分けて睡眠パターンを調べています。

 

 

 

結果は、午前7時に運動したグループの睡眠時間がいちばん長く、眠りも深かったそうです。

 

夜に運動するとアドレナリンの分泌により、体深部の体温が大幅に上昇します。

 

一度上がった体温は、再び下がるまでに4~6時間かかるんですよね。

 

つまり結論としては、夜の18:00以降は激しい運動をしない、ということになります。

 

18時以降に運動をして眠れなくなる女性のイメージ

しっかり眠って夏バテを克服する方法TOP3

 

それでは、しっかり眠って夏バテを克服すす方法を3つ、お伝えしたいと思います。

①夜18:00以降に心拍数が上がる激しい運動をしない

 

睡眠不足や浅い眠りは、夏バテの原因の一つです。

 

運動や筋トレをするなら「朝起きてすぐ」がオススメです。これは科学的なデータから見ても明らかです。

 

陸上のウサイン・ボルトさんは「睡眠はこの上なく重要だ。トレーニングを身体に吸収させるためには、身体を休めて回復させる必要がある」と話しています。

 

上質な睡眠をとることが私たちのカラダのパフォーマンスを上げるのには何より重要です。

 

上質な睡眠をとることでカラダのパフォーマンスを上げることに成功した女性のイメージ

②お風呂は必ず湯船につかる。シャワーのみはNG。

 

湯船には15〜20分程度つかりましょう。

 

入浴は寝る時間の3時間前に。3時間かけてゆっくりカラダの体深部の温度を下げます。

 

シャワーのみの入浴はNGです。

 

刺激としてカラダが認識してしまいますので、シャワーだけの入浴はアドレナリンが出る原因になります。

 

湯船に浸かってリラックスするサルのイメージ

③リズム運動で睡眠ホルモンを出す。

 

湯船につかりながら歯磨きをするのがオススメです。

 

歯磨きのリズム運動が眠気を引き起こす睡眠ホルモン(メラトニン)という脳内物質を作ることが研究からわかっています。

 

入眠前に薄暗い部屋で、たとえばチル系の音楽を聴いてリフレッシュするといいでしょう。
(PC等/蛍光灯はNG)

 

深い眠りが生まれるメカニズムを分かりやすくまとめた画像

まとめ

 

私たちサンナナサロンの考え方では、

 

●自律神経のバランスを整える

(アドレナリンとアセチルコリンの切り換えができるように)

 

●しっかりと良質な睡眠をとる
(長く眠るのではなくて短くてもしっかりと深い眠りをとる)

 

このことが「なんとなく不調」の改善になると考えています。

 

夏バテも「なんとなく不調」の一つですよね。

 

相談に来た冒頭のお客様は…

 

朝起きてすぐ筋トレをする習慣に切り替えて♪

 

眠れないという悩みをしっかり解消されました♪

 

朝起きてすぐ筋トレをする習慣をつけて眠りの質がよくなった女性のイメージ

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この記事を書いた人

前田 晴代

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。

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