37サロン

【そもそも論】ヘム鉄って何なの?について→まとめてみた

2019.11.07

 

私たちはサンナナサロン®︎で「基礎体温を上げることは免疫力を高めることですよ♫」とお伝えしています。

 

基礎体温を上げるための科学的な解決法として貧血症状を改善しましょう!とお話ししています。

 

基礎体温を上げるための科学的な解決法を知るための体温計のイメージ

なぜ?貧血を改善すると基礎体温が上がるか?

 

平たく言いますと貧血は「血液の酸欠」です。

 

酸欠の血液は酸素をカラダ中の細胞に運ぶことができませんので全身の細胞が酸欠状態になります。

 

酸欠状態の細胞は…そりゃあ不調になりますよね…って理論です。

 

ヘム鉄が足りていなくて貧血になる男性のイメージ

 

簡単に言うと…基礎体温は「酸素が豊富な状態の細胞の中」で作られます。だから体温を作るためには酸素が必要になるんですよね。

血液中で酸素を運ぶのは赤血球中の「ヘモグロビン」

 

中学生の頃に習った「ヘモグロビン」。

 

これは血液の中に含まれるドーナツ状の色素でこの「ヘモグロビン」が酸素を運んでくれます。

 

つまりヘモグロビンが少ないと酸素を運べず酸欠になってしまう…という訳です。

 

ヘモグロビンが少なくて酸素を運べず酸欠になってしまった男性のイメージ

 

そしてヘモグロビンの「ヘモ」の部分が「ヘム鉄」です。ヘム鉄はヘモグロビンの主原料の一つです。

ヘム鉄とタンパク質でヘモグロビンは作られる

 

ヘム鉄とは「鉄分」の一種です。

 

貧血には鉄分ですよ〜と聞いたことがあるかと思いますが!具体的には「ヘム鉄」を摂取することが貧血改善に繋がります。

 

そこで注意しなければいけないのは鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があるということです。

 

ヘム鉄と非ヘム鉄の違いは簡単に言うとカラダへの吸収度です。ヘム鉄の方がカラダへの吸収が早いんです。

 

なぜ?ヘム鉄の方が吸収が早いか?

 

ここからは若干マニアックな話になってしまうのですが汗

 

以下にヘム鉄と非ヘム鉄のカラダへの吸収の道順を示します。

 

【ヘム鉄】
食事で摂取

(胃)
・ヘム鉄は胃をスルー
・ヘム鉄は胃を荒らしにくい

(小腸)
・小腸にあるヘム鉄専用の「扉」から入る

(血管)
・吸収

 

 

【非ヘム鉄】
食事で摂取

(胃)
・非ヘム鉄の吸収にはビタミンCと動物性タンパク質が要る
・But…食物繊維やタンニンで吸収が阻害される

(小腸)
・他の栄養素吸収と同じ扉から入る
・小腸内でFe2+→Fe3+へ変化しなければいけない

(血管)
・吸収

 

いかがでしょうか??

 

つまり非ヘム鉄は胃を通る段階でいろいろと処理が必要なんです。

 

それゆえ吸収率が大幅に下がってしまいます。

吸収度は4〜5倍も違う!

 

ヘム鉄と非ヘム鉄の吸収度の違いに関しては様々な実験が行われています。

 

ヘム鉄と非ヘム鉄の吸収度の違いを比較したグラフイメージ

 

上記に示しますように血液中の鉄分濃度変化では約5倍の違いがありその後も高い値を維持しています。

吸収のいいヘム鉄は胃にも腸にも優しい

 

先に述べましたようにヘム鉄は胃を荒らすことをしません。

 

腸から吸収される際も専用の「扉」から入りますので小腸に負担をかけません。

 

 ●ヘム鉄…レバー&魚
 ●非ヘム鉄…海藻類&ほうれん草&貝類

 

ヘムテチがよく取れる野菜のイメージ

 

ヘム鉄を意識して摂取したいものです♫

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前田 晴代

前田 晴代

サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。

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