日本の夏の暑さにカラダは対応できていない
まずは、夏の暑さがカラダにどんな影響を与えるのかみていきましょう。
夏が暑い、というのは当たり前ですが、近年の暑さは異常事態です。
日本気象庁のデータをみると分かるように、昔と比べて日本の夏の気温はどんどん上がっています。
この暑さに、人間のカラダは対応しきれていません。
暑さに対応できていないってどういうことか?
例えば…スマホを炎天下で放置しておくと故障してしまいますよね。
これと同じように、カラダも今のような暑い夏を過ごすためにプログラムされていないので、トラブルが起こってしまいます。
このトラブルというのが「自律神経の乱れ」です。
「自律神経の乱れ」について簡単に説明しますね。
自律神経の働きはカラダをコントロールすることです。
自律神経は2つの神経をつかって、心拍数を上げたり汗の量を調節したりしています。
交感神経:緊張・戦闘モード
副交感神経:リラックスモード
夏の暑さ、冷えた室内との寒暖差…こういった刺激は交感神経優位の状態にするので、夏のカラダは交感神経を使いすぎてしまう。
交感神経と副交感神経をバランス良く使わないと自律神経は乱れます。
交感神経優位になりやすい夏は自律神経が乱れやすいんです。
涼しくなって眠くなってしまうのはなぜか
夏が刺激の多い季節だとすると、秋はどうでしょうか。
涼しくて過ごしやすく刺激の少ない季節だといえますよね。
ということはカラダはリラックスしやすい。
実は、、、、
この過ごしやすい気候が、私たちの眠気を誘発する原因なんです!!
くわしく説明していきますね。
先ほど刺激の多い夏は交感神経優位になりやすいとお伝えしました。
反対に、カラダにとって刺激の少ない秋は副交感神経優位になりやすい。
自律神経が「今は休憩していいんだな!」と判断してリラックスモードにスイッチするんですね。
副交感神経優位になったカラダにとって一番の仕事は疲れをとることです。
(交感神経優位のときにたくさんエネルギーを使った分、副交感神経優位の状態でカラダを休めて調子を整えています!)
では、カラダの疲れを取る効率的な方法ってなにか?
答えは…睡眠!
副交感神経優位の状態はカラダを休める睡眠体制をつくっていると考えてください。
⚫︎秋の気候は過ごしやすい
↓
⚫︎カラダはリラックスして副交感神経優位になる
↓
⚫︎眠気に襲われる
また、、
夏に交感神経を使いすぎたカラダは疲れが溜まっていることが多いです。
その反動で、秋の過ごしやすい状態になるといつもより副交感神経優位になりやすいというのも秋に眠くなりやすい原因かもしれません。
(酸っぱいレモンの後に、甘いイチゴを食べるといつもより甘く感じるようなイメージ!笑)
睡眠と自律神経は密接に関わっています。
季節の変わりめは、いつも以上に自律神経の整え方を意識すると良いとおもいます♪
今すぐできる秋の眠気対策
それでは最後に、秋の睡魔を防ぐ眠気対策をお伝えします。
◎お風呂は湯船に浸かる
日中眠くならないための一番の方法は「入浴」です。
その理由は、入浴することで自律神経が整いやすいから!
ほんらい日中は交感神経優位になるべき時間。副交感神経優位で眠くなりやすいという方は、自律神経を整えることで活動モード(交感神経優位)を維持することができます。
自律神経を整えるのに大切なのは夜しっかり副交感神経優位で眠ること。
シャワーでなく湯船に浸かるとカラダはリラックスして副交感神経にスイッチするので、夜に副交感神経優位で眠りやすくなります。
まとめ
仕事中に眠くて眠くて仕方ない‥
夏の暑さが落ち着いたこの時期は、眠気をコントロールできなくなるという人が多いです。
その理由は、、刺激の多い夏から過ごしやすい秋の気候になることで、カラダがリラックスして副交感神経優位になりやすいから!
副交感神経優位になるとカラダは眠る体制をつくるので、眠気に襲われることが増えます。
季節の変わり目はいつも以上に自律神経を整えることを意識して、昼間は集中モード(交感神経)、夜間はリラックスモード(副交感神経)になるようにしてくださいね。