こんなふうに辛いものを食べたくなるのには理由があります。
実は、、辛いものを食べることで脳内麻薬と呼ばれる物質が分泌されるんです!
その脳内麻薬は【βエンドルフィン】という物質です。
厚生労働省の記事にありますように、
脳内で働く神経伝達物質の一種。鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれる。
βエンドルフィンには痛みを和らげたり気分を良くする働きがあります。
ですがなぜ辛いものを食べるとβエンドルフィンが分泌されるのでしょうか?
辛いものを食べたときのことを思い出してください。
口の中が熱くなったりヒリヒリ痛い…
こんなふうに、辛いものを食べるとカラダの痛覚が刺激されます。
するとカラダは「この刺激から身を守らなきゃ!」と痛みを和らげてくれるβエンドルフィンを分泌するわけです。
⚫︎辛いものを食べて刺激をかんじる
↓
⚫︎βエンドルフィン(脳内麻薬)が分泌
↓
⚫︎痛みを和らげたり気分を良くする
【エビデンスまとめ】
⚫︎強い酸味、強い塩味、辛味などを好むメカニズムはエンドルフィンが関与している可能性がある
「食品の嗜好と味/山口静子」
辛いものがやみつきになる原因はストレス
辛いものを食べると…βエンドルフィン(脳内麻薬)がもらえる!
っていうことを脳はしっかりインプットします。
目的と手段が入れ替わるかんじですね^ ^
痛みを和らげるためにベータエンドルフィンを分泌していたのに…ベータエンドルフィンが気持ち良すぎて!
今度はベータエンドルフィンを求めていろいろ行動しちゃう!的な。
そして、、、
βエンドルフィンの幸福感がどうしても欲しい事態になると「辛いものを食べろ!」と、、、
私たち脳は命令しちゃうわけです。
βエンドルフィンは苦痛を楽にして!さらにその苦痛を忘れさせてくれるほどの幸福感を私たちに与えるものだと考えてください。
例えば、、、
「ランナーズハイ」って聞いたことがあると思います。
走り疲れたときにランナーズハイが訪れると、疲れが吹き飛んで強い幸福感を感じます。
この幸福感が強烈すぎて!
ランナーの人は幸福感を求めて42.195kmも走っちゃう!
(まさに…目的と手段の逆転!)
これこそまさにβエンドルフィンの魔力です。
走り疲れたカラダにβエンドルフィンが分泌しまくって、、、幸福感はMAXです。
では、、、
日常生活でベータエンドルフィンの幸福感を求めてしまうような状況って何でしょう??
それは、、、
「ストレス」です。
ストレスは脳がエネルギー不足でクタクタになっている状態です。
って…説明しなくっても分かりますよね。
ストレスでいっぱいの脳は酸欠&エネルギー不足で緊急SOSを出しています。
助けてくれ!
幸せを感じたいんだ!
って感じです^ ^
すると、、、
脳はベータエンドルフィンを求めます。ベータエンドルフィンのもたらしてくれる幸福感を求めるわけです。
韓国料理を頻繁に食べたくなるのは、、
ストレスが溜まったカラダをβエンドルフィンで癒したいから!だと考えられます。
まとめ
韓国料理などの辛いものが頻繁に食べたくなる!
これは辛いという刺激によって分泌されるβエンドルフィン(脳内麻薬)を求めているのかもしれません。
βエンドルフィンは痛みを和らげたり気分を良くする働きがあり、刺激を受けたカラダを癒すために分泌されます。
また、ストレスが溜まっているカラダにとってβエンドルフィンは回復薬のような働きがあります。
頻繁に辛いものが食べたくなる場合は、ストレスが溜まっていないか?チェックするようにしてくださいね。