■ この記事を監修いただいた専門家
前田晴代さん
体質改善専門店サンナナサロン®︎ プロデューサー/株式会社MEETSHOP 代表取締役
大阪淀屋橋に開業した37SALON(サンナナサロン)は広告宣伝費ゼロで顧客リピート率は93%を維持。 2021年には体質改善に特化した新ブランドOR THIS ONE(オアディスワン)をスタート。現在はその独自のヘルスケアプログラムを全国に広めている。
2019年度大阪トップランナー事業認定。2019年理化学研究所ヘルスケアビジコンファイナリスト。2020年池田泉州銀行ニュービジネス助成金大賞受賞。
・ニュービジネス大賞
お股が痒い?カンジダ症の発症
40代の真ん中くらいの私ですが月に一度は生理があります。
お肌は弱い方ですがお股は強いのか(笑)
これまでの生理ライフにナプキンやタンポンで蒸れて?痒くなったりした経験があまりなく。そこまで強いストレスを感じず生理ライフを過ごしてました。
年齢的にも閉経に近づいてきたのか。それとも私の体質が変わったのか。
ここ1年ほどは自分でも引いてしまうくらい(笑)2日目の出血の量が多いんです。
で、2日目の多量の出血の効果なのか(前向きにとらえています)3日間で生理が終わります。
「なんて効率的なエコなカラダだ〜」と思っています。笑
これが私の生理ライフの基本情報です。
思いこせば20代は10日間ほどダラダラと出血が続くこともありました。
その頃に比べるときっとホルモンや体質などが進化?老化?しているんだな〜と、生理を通じても感じる今日この頃です。
おっと。私の個人的な感想なんかいらないですね(笑)
本題にもどります。
その時も生理が始まりいつも通りの生理ライフを過ごす予定でした。
が、、、
多量失血の2日目のお昼あたり。
「なんだか…お股が痒いかも…」
とお尻をちょこちょこ動かしていました。
その日の夜には「なんだかお股が痒い?」から「絶対にお股が痒い!」に変化。
疑いは確信に変わりました。
ナプキンの種類も変えてない。いつもと同じペースでナプキンを交換している。
そうだ。これは…たまたまだ。
「きっと少しかぶれたんだろう」ってその日は自己判断しました。
きっと生理が終わると「痒み」も治るだろう。あと一日の辛抱。って自分で自分を励ましました。
「この生理さえ乗り切れば」と思っていました。
治るはずが治らない!思いっきって病院に行ってみた
生理ライフは終わりナプキンも敷かなくよくなりました。
それにも関わらず「痒み」が治らない。
生理が終わって3日ほどした頃。(発症から5日目)
さすがに、、通勤の電車の中でネット検索を始めました。
あれこれ調べるといろんな情報が載っていました。が、検索下手もあって自分に合った情報にたどりつけず。
空いている時間にドラッグストアに行ったりもしました。
ここでもいろんな種類のお薬が並んでいて。自分に合うお薬が分からないし選べない。
で、仕方なしに、、、
病院(婦人科)に行きました。
ちなみにですが(笑)
なぜか?私は婦人科を受診するときが一番緊張します。
なぜなんだろう??
話は戻って、、、
「お股が痒い」と感じ始めて6日目。
さー!いざ診察です。
診断結果は「軽いカンジタ症ですね」
診察台でかんたんな診察。
で、お医者様は一言。
「あー。カンジダ菌だね。」
と言いました。泣
診察台から降りて診察室に移動。お医者様と話をしました。
「カンジダ菌が増殖しています。痒みや不快な症状が出ていると思います。」
私が「そうですか。」と答えると私に気を遣ってお医者様が優しくこう話してくれました。
「カンジタ菌は、実は健康な女性がもっている常在菌なんです。」
「ストレスや疲れで免疫力が落ちてカンジタ菌が増えたんだと思います。」
と、丁寧に説明してくれました。
私はヘルスケアのお仕事をしていますので普通の方より少しだけカラダの知識があると思っています。ですのでお医者様の話を丸ごと理解できました。
でも、、もし私の仕事がヘルスケアじゃなかったら。
「お医者様の話はきっと普通の人には分からないことだらけだ〜」と思ってしまいました。
さらに、、、
病院ってなんだかバタバタしている気がして。勝手に遠慮してしまう人が多いような気がしました。
「ん?それどういうこと?」
と思ってもお医者様に質問できない人も多いだろうなあ。
後でネットで調べるって方も多いんじゃないかな。とも思いました。
そういう訳で!
ここでは私自身の復習の意味で!
(つまり…体質改善専門店をやっている私たちの言葉に変換して!)
お医者様がさらっと言った、
①常在菌
②免疫力が落ちるとカンジダ菌が増える
この2つを深堀りしていこうと思います。
常在菌とは?
これは読んで字のごとく、です。
漢字を見れば想像がつくと思いますが「常在菌」とは私たちのカラダに常に存在している菌のことです。
常在菌の世界で有名なのは、、、
腸の中に「善玉菌」「悪玉菌」などがあります。
どれくらい?
私たちのカラダには常在菌が存在しているんでしょうか?
この記事を皆さんはきっとスマホの画面で読んでいると思います。
で、そのスマホを持っている皆さんの「手」。
皆さんの手の皮膚の上には常在菌が約100万個!存在しています。(種類としては200種類くらい)
そして、、、
皆さんの腸の中にはなんと!100兆個以上の常在菌が存在しています(種類としては400種類くらい)
100兆個!
多すぎて想像がつきません(笑)
常在菌が私たちのカラダにたくさんいることは分かりました。
そんな常在菌たちが良い働きと悪い働きの両方をしながら、私たちのカラダと共存してくれているわけです。
【論文まとめ】
⚫︎カラダには数百種・数百兆個の常在菌が生息している
⚫︎常在菌は口腔,腸,皮膚など全身にそんざいする
免疫力が落ちるとカンジダ菌が増える
こんかいの一連の騒動。
カンジダ菌が私に教えてくれたことは、、、
「免疫力が低下していますよ!ご自愛くださいね!」
ってことです。
ここからは【常在菌と免疫力の関係】についてカンタンに書いていきたいと思います。
そもそも「免疫」ってなに??
カンタンに免疫を説明すると、
⚫︎白血球が細菌やウイルスを食べたり殺したりすること
です。
この一連の働きを「免疫」と呼んでいるんですよね。
だから、
●免疫が落ちる
↓
●細菌やウイルスを食べたり殺せなくなる
ということになります。
例えば、風邪のひき始めはサラサラ透明の鼻水が出ますが、3日目以降くらいから濁った色の鼻水に変わりますよね。
「青っ洟(あおっぱな)」と呼ばれる鼻水です。
なぜ鼻水の色が濁ってくるか?というと、風邪のウイルスと戦って死んでいった白血球の死骸が鼻水に混ざっているからなんです。
つまり、、、
鼻水が透明から濁った色に変わるのはカラダの中で白血球が働いて!風邪から回復している証拠なんですよね。
これで「免疫」の定義がわかりました。
次は、、、
免疫力が低下するとカンジダ菌が増える理由です。
私たちのカラダに無数にいる常在菌。
そのバランスをとってくれているのが実は白血球(免疫細胞)なんです。
●常在菌が増えすぎる
●常在菌がカラダに悪いことをしようとする
↓
白血球(免疫細胞)が常在菌を食べたり殺してくれる
なるほど。
常在菌を食べたり殺したりすることでバランスを取ってくれているんですよね。
「いつもありがとう♪」
白血球(免疫細胞)は私たちを守ってくれている守り神のような存在なんですよね〜
今回は、、、
守り神の白血球(免疫細胞)の元気がなくなった
↓
免疫力が低下した
↓
カンジダ菌の増殖を抑えることができなくなった
↓
炎症を起こした
このようなことが私のカラダで起こっていたんですよね。
⚫︎カンジダ菌量と全身の免疫力との間には関連性がある
カンジダ症になった私が実際にやったこと
さて、そろそろ今回のお話もGOALに近づいてきました。
お医者様にカンジダ症と診断された私が実際にやったことをまとめます。
①病院で処方されたお薬を飲み干す
②患部が蒸れないように通気性の良い下着を選ぶ
③出来るだけ掻かないように我慢する
④刺激の強い石鹸で洗わずにぬるま湯で優しく洗う
⑤鉄分を意識した食事を心がける
⑤の部分だけ「なんの関係があるの?」と思われるかなと思います。
実は、、、
白血球は鉄分を錆びさせることで活性酸素を作ります。
(鉄が錆びて酸化→活性酸素になる)
で、その活性酸素でウイルスや細菌をやっつけてくれます。
(酸性で除菌、のイメージ)
例えるならば、、、
●白血球=「兵隊」
●鉄分=「武器」
です。
兵隊が使いこなす武器がないと兵隊がたくさんいても戦えません。
元気に動き回れる兵隊さんと兵隊さんが使いこなす武器のバランスがすごく大事なんです。
こんかい私がカンジダ症になった原因の一つに「免疫力の低下」がありました。
白血球(免疫細胞)が細菌をやっつけるだけの「鉄分」がカラダに足りていなかったのかもしれません。
だから免疫力が低下したのかも。
カンジダ症と分かってからはいつも愛飲している鉄サプリを2倍に増やし食事も栄養バランスを考えて摂るようにしました。
オアディスワンのヘム鉄サプリ「ればーのかわり」
まとめ
カンジダ症はデリケートな部分に発症するので恥ずかしくてなかなか人に相談することが出来ないものです。
ですが!
5人に一人がカンジダ症にかかるんです。かかってしまったことに落ち込まないようにしましょう♪
カンジダ症は免疫力が低下した際に発症しやすいです。
自分の免疫力を下げないように!なるべく「鉄分」を意識した生活を心がけましょう!