■ この記事を監修いただいた専門家
前田晴代さん
体質改善専門店サンナナサロン®︎ プロデューサー/株式会社MEETSHOP 代表取締役
大阪淀屋橋に開業した37SALON(サンナナサロン)は広告宣伝費ゼロで顧客リピート率は93%を維持。 2021年には体質改善に特化した新ブランドOR THIS ONE(オアディスワン)をスタート。現在はその独自のヘルスケアプログラムを全国に広めている。
2019年度大阪トップランナー事業認定。2019年理化学研究所ヘルスケアビジコンファイナリスト。2020年池田泉州銀行ニュービジネス助成金大賞受賞。
・ニュービジネス大賞
そもそも猫吸いってなに?
おっと、すみません。
当たり前のように猫吸いについてお話ししてきましたが、そもそも猫吸いって何かを説明し忘れていました。
猫吸いとは…
ズバリ、猫を”全力で吸う”行為です。笑
愛猫のカラダに顔を思いっきりうずめて息を吸い込みます。
そして、、
スーハースーハー(存分に呼吸をするもよし)
すううううう(猫ちゃんを飲み込むかのように吸うもよし)
とにかくあのモフモフの毛の中に顔をこれでもかと埋めて、深呼吸したり匂いを嗅いだりします。
みなさん知っての通り猫は犬と違って気まぐれでツンツンしてますよね。
そんな猫ちゃんがお腹を見せてくれるのは、飼い主に心を開いてくれている証拠!
つまり信頼関係あっての猫吸いなんです…!
いつもツンツン気まぐれのねこちゃんにゼロ距離で吸い付ける…最高の愛で方ですよね。
ここまでの熱量で伝わっているかもしれませんが、、
わたしも猫吸い好きの一員です。笑
例えば仕事で疲れて帰宅した日。
もう今日はご飯も作れないしお風呂入るのもしんどい。化粧も落とさずこのままソファで寝てしまいたい…
そうやって部屋のカーペットの上でゴロゴロしていると「そろ〜り」愛猫の「モネ」がゆっくり近づいてくるんです。
チャンスです。
(ガバッ!!)
残りの余った全エネルギーをつかって顔を埋め「すううううう」と吸う。
(モネは若干逃げたそうですが。笑)
最高の栄養補給です。
さっきまでHP0%だったわたしが猫吸いによって復活を遂げます。
……こんなふうに疲れた日やストレスが溜まっている時は猫吸いをしている方は少なくないはずです。
猫吸いにはどんな効果があるのか?
ではこの「猫吸い」って本当に科学的に疲れをとる効果があるのでしょうか?
普通に考えると、
猫吸いでストレス解消、疲れが取れるなんて気持ちの問題でしょ?
って思いますよね。
しかし、、
猫吸いなどのコミュニケーションによってストレスが軽減、リラックス効果があるというのは科学的に証明されているんです!
ここからはそんな幸せのメカニズムについてお伝えしていきますね♪笑
幸せホルモンが分泌される
いきなりですが【オキシトシン】というホルモンを聞いたことはありますか?
オキシトシンは脳でつくられる神経伝達物質で別名【幸せホルモン】って呼ばれています。
<オキシトシンの効果>
・気分がよくなる
・ストレスが緩和される
・不安が軽減される
名前のとおり幸せになれるホルモン!
こんなホルモンがあるならどんどん分泌させたいって思いますよね。
じつは、、
わたしたちが猫と触れ合っているときにオキシトシンが分泌されているんです!
【論文まとめ】
⚫︎猫との交流は人のオキシトシン濃度を増加させる
【論文まとめ】
⚫︎オキシトシンには不安を緩和、共感性と信頼感を増やす、絆を形成させるなどの働きがある
「やっぱり〜〜!」
わたしはこれを知った時に納得しかありませんでした。どおりで猫に顔を埋めているとき幸せになれるわけだと。笑
ただ猫ちゃんパワーはこれだけではないんです。
オキシトシンが自律神経活動に重要な影響を与えることが報告
オキシトシンが分泌されることで自律神経にまでいい影響があるみたいなんです!
それではみていきましょう。
自律神経を整える
ストレスが溜まっているときによく「自律神経乱れてる!」と言いますよね。
ただ自律神経が乱れるってどういう状態か?
説明することができない人が多いのではないでしょうか。
自律神経が乱れるっていうのは、、
自律神経の中にある2つの神経がバランスよくつかわれていない状態です。
下の図をみてください。
自律神経は交感神経と副交感神経という反対の働きをする神経でできています。
⚫︎交感神経:緊張、ストレス、活動しているとき
⚫︎副交感神経:休息、リラックス、回復させる
ストレスが溜まってる、仕事を頑張りすぎてる、しっかり休めていない…
こういった人は交感神経ばかり使っている状態!
この2つの切り替えは私たちの意思で「いまリラックスしたいから副交感神経!」というふうにすることは出来ません。
とくに副交感神経でリラックスした状態をつくり出すって、意外と出来ていない人が多いんです。
ではここで先ほど言っていたことを思い出してください。
“オキシトシンは自律神経に重要な影響を与える”んでしたよね!
じつは、、
オキシトシンはカラダを副交感神経優位な状態にさせるという働きがあるんです!
⚫︎猫ちゃんと触れ合う(猫吸い!)
↓
⚫︎幸せホルモン(オキシトシン)分泌
↓
⚫︎自律神経が副交感神経優位になる
↓
⚫︎リラックス&自律神経の乱れをおさえる
【論文まとめ】
⚫︎猫との交流は交感神経活性を抑制する(副交感神経優位の状態をつくりだす)
まとめ
猫好きなら一度はしたことがある「猫吸い」
わたしもいつも疲れた日は猫ちゃんのお腹に顔を埋めて思いっきり吸いまくっています。笑
私にとって癒し効果が抜群なのは確か。
ただ科学的に証明することはできるのか?調べてみると、、
猫と触れ合っているときに幸せホルモン【オキシトシン】が分泌されることがわかりました!
さらにこのオキシトシンは自律神経を副交感神経優位(リラックスモード)にする働きがあります!
つまり、、
猫吸いで疲れがとれる!ストレス発散になるっていうのはしっかり根拠があるってことですね!
これからもストレスが溜まった時はぜひ猫吸いしてください♪笑