37サロン

夜になると足がムズムズする理由&本当に効果があった対処法【ムズムズ症候群】

2022.02.21

 

虫が這うようなかんじで…

 

(脚の)中をひっぱられるような…

 

何ともいえない嫌な感じ…

 

特に夜じっとしているタイミングでこの「むずむず」した感覚におそわれる…

 

これ、ぜんぶ「ムズムズ症候群」の症状です。

 

ムズムズ症候群で寝つきが悪くなっている女性のイメージ

 

今回の記事はこのムズムズ症候群について、実際の体験談を元に原因や解消法について調べました!

 

なんでムズムズしてしまうのか?じぶんのカラダで何が起こっているのか?気になりますよね。

 

 

 

こんなかんじでお伝えしたいとおもいます!

この記事を監修しました!
前田晴代です♪

■ この記事を監修いただいた専門家

前田晴代さん

体質改善専門店サンナナサロン®︎ プロデューサー/株式会社MEETSHOP 代表取締役

 

大阪淀屋橋に開業した37SALON(サンナナサロン)は広告宣伝費ゼロで顧客リピート率は93%を維持。 2021年には体質改善に特化した新ブランドOR THIS ONE(オアディスワン)をスタート。現在はその独自のヘルスケアプログラムを全国に広めている。

 

2019年度大阪トップランナー事業認定。2019年理化学研究所ヘルスケアビジコンファイナリスト。2020年池田泉州銀行ニュービジネス助成金大賞受賞。

 

株式会社MEETSHOP

大阪市トップランナー認定事業

大阪市OSAP採択

ニュービジネス大賞

 

むずむず症候群とは?(友人Aちゃんのお話)

 

そもそも「ムズムズ症候群」ってなにか?

 

厚生労働省のこちらの記事では、ムズムズ症候群(レストレスレッグス症候群)について、

 

夕方から深夜にかけて、下肢を中心として、「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚

 

が出現すると説明されています。

 

私がこのムズムズ症候群について知ったのは高校時代の友達Aちゃんがきっかけです。

 

ムズムズ症候群になってしまった相談に乗る友人のイメージ

 

「さいきん夜になるとじっとしていられなくって…ムズムズ症候群なのかも」

 

初めて聞いた時はAちゃんがつくった病名かとおもって「何それ〜笑」と笑ってたんですが…話を聞いてみると本当にそういう名前の症状があるらしい!

 

Aちゃんの話によると、、

 

・疲れた時や夜になるとよくあらわれる
・ふくらはぎあたりで虫が走ってるような感覚
・ムズムズし出すと中々おさまらない
・じっとしていられないので動いたり足をバタバタして気を紛らわしている

 

多くの場合は夜眠ろうとするとき(Aちゃんの場合は半分寝入った瞬間)ムズムズし出すそうです。

 

ホントは眠くて寝たいのに、寝返りをうったり足をモゾモゾ動かさないと気持ち悪い…となって全然眠れない。

 

 

Aちゃんには同棲している人がいるんですが、症状がでるとベッドで動き回るので横で寝ている彼氏も目が覚めてしまい、二人して寝不足らしいです。。

 

また寝ている時以外にも、美容室や映画館で長時間座っているとき、飛行機内でせまい椅子に座っている時…

 

いろんなシーンでムズムズムズムズ…!

 

日常生活で辛い場面が多すぎる!話を聞いている私までむずむずしてしまいました。

 

 

気になるのはその原因です。原因があれば対処法がわかるはずですよね。

 

Aちゃんにきいてみると、、

 

「なんか…脳に関するアレらしくて…神経がどーのこーので…原因はいまいちわかってないらしい…」

 

ほう…。

 

つまりネットで検索して調べてはみたものの難しい内容でよくわからなかった、と。笑

 

 

そこで今回はAちゃんに代わって!わたしが徹底的に調べてみました。

 

分かったのは、、

 

⚫︎ムズムズする理由(カラダでどんなことが起こっているのか?)
⚫︎発症してしまうもっとも身近な原因
⚫︎ムズムズの予防と対処法

 

です!それでは早速みていきましょう。

 

発症しやすいのは女性?原因は?

 

まずはムズムズ症候群についての基本的な情報を整理してみましょう。

 

ムズムズ症候群(レストレスレッグス症候群)のガイドラインにあるように、、

 

ムズムズ症候群は、特発性(一次性)と二次性の二種類にわけられます。

 

特発性:原因がわからない
①ドーパミン神経系のトラブル、②鉄不足/鉄代謝がうまくいかない、③遺伝的なもの

 

二次性:他の病気や薬が原因で起こる
慢性腎不全、鉄欠乏性貧血、糖尿病、パーキンソン病、妊娠など

 

つまり…病気や薬が引き金になって起こっているか、原因不明かの2パターンです。

 

 

多くの人は原因不明に当てはまるんじゃないでしょうか?

 

あぁ、やっぱりムズムズし続けるしかないのか…泣

 

って思うかもですがちょっと待ってください!!

 

この”原因不明”っていうのは全く分かっていないわけではなくて…

 

最近では「脳の情報伝達物質である”ドーパミン”の働きに問題がある」のが原因という説が濃厚みたいです。

 

?????

 

むずかしくてフリーズしそうになっているかもしれません。笑

 

安心してください!

 

この後ゆっくりお伝えしていきますね。

 

ムズムズするときカラダで何が起こってるのか

 

ここまでみてきたようにムズムズ症候群について調べるとなんだかややこしい。。

 

Aちゃんが「なんか…脳に関するアレらしくて…神経がどーのこーので…」と言い淀んでいた理由がとてもわかります。笑

 

ではここからはムズムズするとき、カラダで何が起こっているのかを説明していきますね。

 

 

ちょっと想像してみてください。

 

「布団が足にかかる」「風が足にふれる」という小さな刺激をうけたとします。

 

ふつうこんな小さな刺激って気になりませんよね。

 

これって実は、、

 

カラダのなかで【ドーパミン】という神経伝達物質が、うけた刺激を整理して脳に届けてくれているからなんです。

 

 

このドーパミンの働きのおかげで、小さな刺激に脳がいちいち反応しなくて済んでいます。

 

⚫︎刺激をうける

⚫︎ドーパミンが正しく刺激を脳につたえる

⚫︎脳には必要な情報がとどく

 

全ての刺激に反応していたら大変ですもんね。

 

 

一方で…

 

ムズムズ症候群の人のカラダでは【ドーパミン】がうまく働いていないことがあります。

 

ドーパミンの働きが低下すると、、

 

⚫︎刺激をうける

⚫︎(ドーパミンが情報処理できない)

⚫︎脳に間違った情報が伝わる

⚫︎ちょっとした刺激にも敏感に反応

 

ということになってしまう!

 

こんなふうに異常が出てしまった結果、脚に気持ち悪い感覚が現れてしまうんです。

 

鉄不足の人がムズムズ症候群になる理由

 

例えば知覚過敏の人って冷たいものや風にあたると歯が痛みますよね。

 

ムズムズ症候群の場合も同じように、ちょっとした刺激にも過剰に反応してしまう。

 

ここで気になるのは、、

 

なぜドーパミンの働きが低下してしまうのか?ということだと思います。

 

この原因としてもっとも身近なのが「鉄分不足」なんです!

 

 

最近の研究ではムズムズ症候群の原因に「鉄分不足」が関係している場合があるとわかっています。

 

鉄欠乏は,RLSの病態と密接に関連することが知られており(以下略)

 

この理由は何なのか??

 

じつは、、

 

ドーパミンという物質をつくるためには鉄分が必要!!

 

つまり鉄分不足になると、ドーパミンの材料が足りず働きが低下してムズムズ症候群の症状を引き起こす可能性があるんです。

 

 

なるほど!

 

鉄分不足の人はそれがムズムズの原因になっているかもということですね。

 

ただ自分が鉄分不足かどうかってわからない人が多いはず。

 

Aちゃんにも聞いてみても意識したことがないと言っていました。

 

そんな人に見て欲しいデータがあって!

 

あまり知られていないんですが…日本女性のなんと40%が!1日分の鉄分が足りていないんです。(厚生労働省の国民健康・栄養調査

 

 

え〜〜!2人に1人じゃん!

 

そうなんです。

 

健康診断の血液検査でなにも注意されたことがない人でも、じつは鉄分が不足しているというのはよくあります。

 

(鉄分不足ってなかなか気付きにくい!)

 

鉄分の効率的な摂り方についてはこの後でお伝えしますね!

 

ムズムズを改善する方法TOP3

 

ここからは、、

 

ムズムズ症候群に悩む方を少しでも救うための対処法を3つ!集めたのでご紹介しますね。

 

【ストレッチ、マッサージ】

 

一つ目は「ストレッチ・マッサージをする」です。

 

ムズムズしたときの対処法としてこれは定番だとおもいます。

 

Aちゃん曰く夜ムズムズする予感がしたときはストレッチをするとマシになるみたいです。

 

 

中でもおすすめなのは、ゆっくり呼吸をしながらするヨガのようなストレッチ。

 

反対に、、

 

ラジオ体操のような全身運動はカラダを緊張させてムズムズを引き起こしてしまう可能性があります。

 

寝る前には控えてくださいね。

 

【論文まとめ】
⚫︎ムズムズする部分の筋肉を活動させることによって軽減する

 

Restless legs症候群/日本神経治療学会

 

【ストレスを溜めない】

 

二つ目は「ストレスを溜めない(軽減する)」です。

 

Aちゃんと話している時に、、

 

「仕事関係でストレスが溜まっていた時に症状がひどくなる」

 

と言っていたのが気になって調べてみると、自律神経の乱れがムズムズ症候群を悪化させる場合があるということがわかりました!

 

よくストレスとセットで「自律神経」という言葉を聞いたことがあるとおもいます。

 

じつはこの自律神経というのは2つの神経からできていて、2つの神経をバランスよく使うことでカラダの調子を整えています。

 

 

緊張やストレスを感じることが多くなると、交感神経ばかりつかってしまいます。

 

こちらの記事に書いているように…

 

大きなストレスなどで自律神経のバランスが乱れ、交感神経が過敏になる事により、むずむず脚症候群の症状が強くなります。

 

ストレスはムズムズ症候群を悪化させる場合があります。

 

心理的なストレス以外にも、騒音やスマホの光など刺激をできるだけ減らすよう心がけてくださいね。

 

 

【食生活を改善する】

 

三つ目は「食事生活を改善する」です。

 

さきほど、、

 

・鉄分不足がムズムズ症候群の原因になってしまうことがある
・日本女性の40%が1日分の鉄分が足りていない

 

ということをお伝えしました。

 

 

これを聞くと「鉄分とるために小松菜たべよう!」って思われるかもしれません。

 

小松菜って鉄分たっぷりのイメージですよね。

 

しかし、、

 

小松菜に含まれる鉄分はカラダへの吸収率がとっても少ないんです。

 

下の図にあるように、鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄という2種類が存在します。

 

 

⚫︎ヘム鉄:カラダへの吸収率が高い◎
⚫︎非ヘム鉄:カラダへの吸収率が低い×

 

小松菜のような植物性の食品に含まれているのは「非ヘム鉄」です。

 

鉄分が不足している方は吸収率の高い「ヘム鉄」をしっかりとるように意識してください!

 

食事で毎日鉄分をとるのが難しいという方はサプリメントで補うのもオススメですよ♪

 

オアディスワンのヘム鉄サプリ「ればーのかわり」

まとめ

 

Aちゃんが言っていたようにムズムズ症候群は原因が未だハッキリわかっていません。

 

しかし全く分かっていないというわけではなくて!

 

多くの場合、脳の情報伝達物質である”ドーパミン”のはたらきに異常が出てしまっているのが原因だと考えられています。

 

このドーパミンというのは脳に刺激を伝える働きがあります。

 

つまりドーパミンの働きに異常が出ると、、

 

脳に間違った情報が伝わってしまい脚にムズムズ変な感覚が出てしまうんです。

 

 

そしてこの大事なドーパミンの材料が…「鉄分」!

 

鉄分が不足している人はドーパミンが十分につくれていない可能性があります。

 

吸収率のたかい「ヘム鉄」をしっかりとって鉄分不足を解消すれば、ムズムズ症候群が改善するかもしれません♪

 

 

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この記事を書いた人

かなこ

かなこ

サンナナサロンの「カラダの勉強会」で勉強中。【冷え】【便秘】が長年の悩み。パンや甘いものが大好きな私でも、はるよさんに教えてもらった「体質改善」でカラダの悩みを改善できるのか?実践中

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