■ この記事を監修いただいた専門家
前田晴代さん
体質改善専門店サンナナサロン®︎ プロデューサー/株式会社MEETSHOP 代表取締役
大阪淀屋橋に開業した37SALON(サンナナサロン)は広告宣伝費ゼロで顧客リピート率は93%を維持。 2021年には体質改善に特化した新ブランドOR THIS ONE(オアディスワン)をスタート。現在はその独自のヘルスケアプログラムを全国に広めている。
2019年度大阪トップランナー事業認定。2019年理化学研究所ヘルスケアビジコンファイナリスト。2020年池田泉州銀行ニュービジネス助成金大賞受賞。
・ニュービジネス大賞
温活とは?なぜ温活がいいのか?
まず「温活」とは…
カラダを温めて基礎体温をあげることで「なんとなくの不調」を改善することです。
じつは50年前に比べて、日本人の体温の平均は0.7℃近く下がっていて!
体温が低いと、、
肩こり、むくみ、便秘、代謝が落ちるなど…さまざまな不調の原因となってしまいます。
温活はふだん諦めているカラダの不調を改善するための方法だということですね!
(体温がさがるとどうして「なんとなくの不調」が現れるのか?これについては後ほど詳しくお伝えしますね!)
また温活で基礎体温があがると免疫力もアップします!
感染症対策などで「免疫力」という言葉をよく聞くようになりました。
「免疫」とはシンプルにお伝えすると“白血球が細菌やウイルスを食べたり殺したりする働き”です。
じつは、、
体温が上がるとカラダを守る白血球が働き者になってくれるんです!
風邪をひいたときのことを思い出してみてください。
ふだんより熱っぽくなるはずです。
実はこれ、体内に入ったウイルスを殺すために白血球が頑張ってくれているから!
つまり、、
カラダは白血球を活性化させるために、風邪をひいたときはあえて体温を上げているんです。
温活をして基礎代謝が上がると…
⚫︎なんとなくの不調が改善される
⚫︎免疫力がアップする
このようなメリットがあるということですね♪
【研究まとめ】
⚫︎マクロファージ(白血球)は平熱域よりも発熱域でより強く反応する
体温をつくるために必要な知識
みなさん「温活=カラダを温めること」とイメージされるんじゃないでしょうか。
じっさいに温活についてネットで検索してみると…
・腹巻き、靴下、マフラーをする
・お風呂にじっくりつかる
・あたたかい飲み物をのむ
・運動をする
・マッサージ
このような温活の方法がたくさん出てきました。
たしかにカラダを温める方法としては間違っていませんが、長年冷え性のわたしからすると、、
「そんなこととっくに実践してるよ!」
って言いたくなる内容です。笑
温活でいちばん大切なのは「基礎体温をあげる」ことです。
つまりじぶんのカラダでしっかり熱を生み出せるようにしたい!
そうすると思い浮かぶのは…
どうやって体温はつくられるのか?ってことですよね。
それでは順番に説明していきます!
まず、わたしたちは生きるためにエネルギーが必要です。
歩く、食べたものを消化する、考え事をする…どれもエネルギーがいります。
じつは、、
このエネルギーをつくるときにカラダの中で熱が発生するんです!これが私たちの体温になります。
低体温のひとは…
⚫︎エネルギーがうまくつくれない
↓
⚫︎熱が発生しにくい
↓
⚫︎低体温になる(冷え性)
体温を生みだすエネルギーがうまくつくられていないんですね。
体温をつくる大敵は「貧血」
それでは一体どうすれば基礎体温を上げることができるのか?
その答えは、、、
ズバリ!「貧血」を改善することです!
貧血?それならわたしは関係ないかな…と思われるかもしれません。
しかし血液検査の値では把握できない「かくれ貧血」の方は実はとても多いんです。
では貧血と体温の関係についてみていきましょう。
エネルギーは一つひとつの細胞で生み出されます。
このとき必ず必要なのが酸素!
つまり細胞に酸素がたりないと熱がうまれず基礎体温が低い状態となるんです。
そして、、
酸素を細胞まで届けてくれるの大切な働きをしてくれるのが血液中の【ヘモグロビン】という物質です。
このヘモグロビンが不足している状態を貧血といいます。
貧血の状態になると…
⚫︎ヘモグロビンが不足
↓
⚫︎細胞に酸素を運べない
↓
⚫︎細胞でエネルギーが生み出せない
↓
⚫︎熱が発生しない
↓
⚫︎低体温(冷え性)
こんなことが起こってしまうんです!
【記事まとめ】
⚫︎血液中のヘモグロビンは肺で酸素と結びつき、カラダ全体に酸素を運ぶ
ちなみに、、
はじめに体温がさがると「なんとなくの不調」が現れると言いました。
これってつまり…
カラダをつくっている細胞が酸欠になっているせいで、あらゆるところに不調が起こってしまうというわけです。
例えば臓器ももちろん細胞でつくられていますので!
臓器の機能が低下して便秘の原因になっている場合もあります。
カラダの内側から熱をつくるには
ここからは!基礎体温をつくる大敵「貧血」を改善する方法をお伝えします。
なぜ貧血になってしまうのか?
その大きな原因は「ヘモグロビンの材料不足」です。
ヘモグロビンの材料は【ヘム鉄】と【タンパク質】です。
この2つどちらかが欠けているとヘモグロビンはつくられません。それぞれの材料について見ていきましょう。
①タンパク質
タンパク質は卵類・肉類・豆類などに多く含まれている栄養素です。
プロテイン商品などで意識的にとっている人も多いのではないでしょうか。
でも実は、、
厚生労働省によると一日に必要なタンパク質は50~60g!
毎日この量を摂れている方は少ないです。
とくに女性は低タンパクの人が多いので意識してとるようにしてくださいね。
②ヘム鉄
ヘム鉄というのは鉄分の種類です。
鉄分は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」に分けられます。
この二つの違いは…鉄分のカラダへの吸収率!
非ヘム鉄は2~5%しか吸収できないのに対してヘム鉄は15~20%の鉄分を吸収することができます。
鉄分をとるためにはヘム鉄一択!です。笑
厚生労働省によると、成人女性が一日に必要な鉄分の量は10mg。
たとえば非ヘム鉄のほうれん草なら、1日に1000g必要なんですよね…。
食事で足りない分はサプリメントで補うなど毎日ヘム鉄をとるようにしていただきたいです!
オアディスワンの「へむてっつ」はおやつをナッツにおきかえてヘム鉄をとることができますのでオススメですよ♪
まとめ
さいきんよく聞く「温活」。
温活ではカラダを温めるのが大切なのはもちろんなのですが…
ネットの情報ではカラダの内側から温める方法があまり詳しく載っていませんでした。
カラダの体温は”エネルギーが生まれるときに発生する熱”からつくられます。
このメカニズムから基礎代謝アップには…
・エネルギーづくりの肝である細胞にしっかり酸素を届ける
・酸素を届けるために貧血を改善する(ヘモグロビンをふやす)
こういった内側からの体質改善が大切だとわかりました!
貧血(=細胞に酸素が不足している状態)になると冷えだけではなくさまざまな不調がおこってしまいます。汗
今回お伝えした食事法を継続して基礎体温をアップさせましょう♪