糖質ゼロのビールでも太る理由は...ストレス?!【ノンアルビールや炭酸水でも太る】
2021.11.02
「いや…カロリーも糖質もプリン体もゼロなんて…おかしいでしょ」
って思っている人、多いですよね?笑
糖質ゼロ!
カロリーゼロ!
プリン体ゼロ!
何から何までゼロ!(笑)
いやいや…そんなワケないでしょ。だったら水と一緒じゃん!と突っ込んでしまいそうです。
理論的に考えて水と同じくらい何から何までゼロならば、もちろん太る要素もゼロです。
ですが結論から言いますと、そんな糖質ゼロのビールや炭酸飲料でも太る可能性があります。
今日はその辺りを科学的に説明してみたいと思います。
糖質ゼロのビールが大人気な理由
まず事実として、糖質ゼロのビールやアルコール飲料は大人気です。
私たちのブログでも以前にこちらの記事でもご紹介しました。
ふつうのスーパーでの10種類以上のノンアルコールビールが店頭に並んでいて!
どれがいいのか迷ってしまいます。
ノンアルコール飲料の人気の背景にはいったい何があるのでしょうか?
実は…その背景には世界的な「アルコール嫌い」があります。
例えばこの『Forbes』誌の記事にありますように、なんとワインの国・フランスでも政府が減酒を推奨したりしています。
【記事まとめ】
⚫︎フランス政府は国民に対しアルコールの消費量をひと晩あたり2杯に減らすよう奨励。
⚫︎理由は人々が健康的なライフスタイルを強く求めるようになったから。消費者の傾向が飲酒量を増やすよりも質の良いアルコールを買うことに移行しているという分析もある。
この記事にもありますように、世間一般が健康的なライフスタイルを求めるようになったことが理由に挙げられます。
つまり、、、
アルコールでべろんべろんに酔っ払うのは健康に良くない!っていう認識が広がっているというワケです。
科学的にもアルコールを飲むと、実は逆に睡眠の質が悪くなることが証明されています。
前述の『Forbes』誌の記事では、
「米国におけるボトル入り低アルコール・ノンアルコール飲料は2018年~22年の間に約32%成長する見通しで、これは同分野の過去5年間の成長率の3倍に当たる」
と、あります。
健康志向は日本でもますます高まっています。
この流れは止まりそうにありませんね。
糖質ゼロのビールでも太る可能性がある?
さて、ここからが本題!
皆さんが気になっている…
「糖質ゼロのノンアルコールビールでも太るのか?」
っていうことを考えてみたいと思います。
結論から言いますと、答えはYESです。
順番に説明していきますね。
ノンアルビールを飲みたいときのカラダの状態
まず、なぜ?ノンアルコールビールが飲みたくなるのか?ということを考えてみたいと思います。
その理由の一つとして、
「疲れた頭をリフレッシュさせたい」
ということがあると思います。
私たちのカラダ、特に私たちの脳は、クタクタになるまで働いたり過度のストレスを受けたりすると、疲れてしまいます。
この「疲れる」という状態を、
脳がエネルギー不足の状態になっている
と、定義します。
脳のエネルギーは糖分(ブドウ糖)です。
エネルギー不足になった脳は「糖分を送ってくれ!」と私たちのカラダに指令を出します。
どうやって糖分を送るか?
私たちのカラダは全身に張り巡らされた血管を流れる血液に乗せて、糖分を脳まで運びます。
この、血液中の糖分の量のことを「血糖値」と言います。
つまり私たちのカラダは血糖値を上げることで、脳にエネルギーである糖分を送ろうとするのです。
⚫︎過度のストレス
↓
⚫︎脳がエネルギー不足になる
↓
⚫︎血液中の血糖値を上げようとする
↓
⚫︎血糖値が上がると脳にたくさんエネルギーが送られる
こういうことが、ノンアルビールを飲む前の私たちのカラダの中で起こっているというワケです。
ノンアルビールを飲むと起こるカラダの変化
そこで、、、
喉ごしスッキリ&炭酸強めのノンアルコールビールの登場です。
キンキンに冷えたノンアルコールビールを飲むと…私たちのカラダではどんな変化が起こるのでしょうか?
凍る直前まで冷やしたノンアルビール。
炭酸はもちろん強め。
そんなノンアルをいっきに飲みます。
ノンアルが私たちの喉(のど)を通るときを想像してみてください。
痛いくらいの!刺激を喉は感じますよね?
この刺激がポイントです。
私たちのカラダが外部から刺激を受けるとアドレナリンという物質を出します。
アドレナリンが分泌されるとどうなるか?
血糖値が急上昇します。
もう…分かりましたね^ ^
働きすぎたり過度のストレスなどでクタクタになった…私たちの脳。
キンキンに冷えたノンアルビールを飲むことでアドレナリンが大量分泌!
いっきに血糖値が上がって脳に大量のエネルギー(糖分)が送りこまれます。
糖分をたくさんもらった脳は…いっきにホッとします。
これが「喉ごしスッキリ」がもたらすリラックス感の正体です。
ここまではOKです。
特に「太る」要素はありません。
問題は…血糖値が上がった後、です。
急上昇した血糖値は当たり前ですが、下げる必要があります。
血糖値を下げるために分泌されるのが「インスリン」です。
ところがこのインスリンには血糖値を下げる働きだけでなく、糖を脂肪に変えてしまう働きがあります。
【論文まとめ】
⚫︎インスリンは脂肪細胞に作用して中性脂肪の合成促進と分解抑制に作用している
⚫︎過剰なインスリンは脂肪組織にも過剰に作用して中性脂肪の合成を亢進させて体脂肪を増加させる
「時間代謝学に基づく効率的な食事と運動を考える」/田中逸
つまり、、、
ノンアルコールビールに含まれる炭酸水やキンキンに冷えたノンアルビールがもたらす「喉ごしの刺激」。
この刺激によって上がった血糖値を下げるために分泌されるインスリンが!「太る」原因になるというワケです。
まとめ
大人気のノンアルビール。
糖質ゼロ。
カロリーゼロ。
プリン体ゼロ。
そんなノンアルコール飲料自体には太る可能性はあまり無いと言えるでしょう。
ただ、、、
キンキンに冷やした炭酸が強めのノンアルビールのいっきに飲むことは、血糖値の急上昇に繋がります。
急上昇した血糖値は下げなければならず下げる際にはインスリンという物質が分泌されます。
インスリンには血糖値を下げる以外に糖を脂肪に変えるはたらきがあります。
このインスリンが「太りやすい体質」の原因になる可能性があります。
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タグ | アドレナリンダイエットアルコール |
この記事を書いた人
前田 晴代
サンナナサロンのプロデューサーで株式会社MEETSHOPの代表取締役。サンナナの店頭ではお客様と一緒に「健康は楽しい♪」といつも笑っています。
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