高齢者が便秘になる原因とは?

高齢者の便秘

若い頃は便秘にあまり悩んだことがない人でも、高齢になると便秘になりやすくなります。そして若い頃は、特に女性の方が便秘に悩むことが多かったのですが、実は、年齢が上がると共に男性も便秘になる割合も増加してくるのです。

このページでは高齢者の便秘となる原因と、解消法を紹介します。

高齢者の便秘の割合とは?

下記は、厚生労働省が平成28年に行った便秘に関する国民生活基礎調査の結果を、グラフ化したものです。

平成 28年 国民生活基礎調査の概況(便秘)

グラフからも見る限り、圧倒的に男性よりも女性の方が便秘の方の割合が高いのが分かります。そしてもう少し見てみると、女性は20~30代に便秘のピークが訪れています。しかし、その後は女性は横ばいを辿り、反対に男性が加齢に伴って、便秘の方が増えていっています。

70代からになると、高齢者全体の3割近くが便秘症状であることが分かっており、便秘に悩んでいる多くの方がいらっしゃることが推測できます。

高齢者が便秘となってしまう原因とは?

高齢者が便秘となる原因には、以下のように大きく2種類に分けることができます。

弛緩性(しかんせい)便秘
薬剤性便秘

弛緩性便秘

弛緩性便秘とは、腹筋力が低下し、腸を動かす力が弱まることでおこる便秘です。

弛緩性便秘になる原因として、運動量が低下したこと、加齢や不規則な生活、ストレス、内臓の下垂、腸のたるみや、義歯によってかみ合わが悪くなったり、歯の数が少なくなるなどして食事量が減ることが考えられます。

また、ちょっとしたこと、例えば下着の締め付けや冷えにより、血行不良になって腸の働きが低下する、その他にも副交感神経や、腸の筋力が加齢と共に衰えることも便秘と深く関係しています。便秘がひどくなり、下剤を服用することもありますが、その下剤の乱用によっても引き起こす場合もあります。

このように、便秘は腸との関係が深く、腸の働きが鈍くなれば腸のぜん動運動が弱くなり、便をうまく押し出すことが出来なくなります。便が押し出せれないと腸内に長く留まってしまうため、腸壁に水分を取られ、便は硬くなり、便秘となります。

薬剤性便秘

薬剤性便秘とは、薬の副作用によっておこる便秘です。

薬剤性便秘は病気を患い、薬を服用した際の副作用によって便秘になることがあります。服用した薬を止めれば便秘が解消される場合はありますが、病気の症状によっては服用を止めることができないこともあります。便秘を放置するのは体にとって良くことはありません。そのため、便秘の症状が酷いのであれば、一度担当の医師に相談するのが良いでしょう。

便秘となる可能性が高い薬剤とは?

薬剤
便秘を起こしやすい副作用があるのは次のような薬剤です。

抗コリン薬
抗コリン薬は、パーキンソン病に使われる薬剤です。抗コリン薬には腸管の働きを抑える作用があるため、服用することで便秘になってしまう可能性が高いです。

パーキンソン病は50歳以降に発症することが多く、「無表情」「手足の震え」「筋肉固縮」「動作が遅くなる」などの症状がみられます。薬を飲まなくなれば、体も動かなくなるため、自分の判断だけで薬の服用を止めずに担当医に相談することが必要です。

コデインリン酸
コデインリン酸は、咳止めとして出される薬剤です。コデインリン酸には咳が出る原因である「延髄」への刺激を軽減させる事が出来る成分が服用されていますが、「延髄」は自律神経によってコントロールされているため、腸の蠕動運動に影響を与える場合があります。このため、便秘となることもあります。

モルヒネ
モルヒネは、がん治療に使われる薬剤です。モルヒネには腸の蠕動運動を低下させる作用があることから、便秘になる可能性が高いです。

他にも、貧血になった時の薬剤として、クエン酸第一鉄ナトリウム・フマル酸第一鉄、痛み止め(鎮痙剤)の薬剤として、塩酸ジサイクロミン・臭化メチルべナクチジウム・臭化プロパンテリン、降圧剤(血圧降下剤)の薬剤としてカルシウム拮抗剤など、様々な薬剤があります。

年齢を重ねると、持病のある人が増えてくるため、多くの薬を服用している人が多いのではないでしょうか。薬によっては、便秘の原因になる副作用のある商品もあるので、あまり症状が辛い時は医師や薬剤師に相談をして、薬を変えてもらったり、量を減らしてもらうように相談するのが良いでしょう。

少しでも便秘を解消する方法

便秘を解消するには、先ずは身近な生活の中から少しずつでも改善することです。
水分補給
高齢になると喉の渇きを感じにくくなるため、水分の摂取量も減ってくるため、便が固くなってコロコロしてしまうことがあります。あまり喉の渇きを感じていなくても、適度に水分補給をするように心掛けることが大切でしょう。

また、普段の生活では乳酸菌を豊富に含んでいるヨーグルトや漬物、味噌などの発酵食品を食べるようにしたり、食物繊維を豊富に含んでいる海藻類やキノコ類、根菜類などをバランスよく食べるようにしましょう。

介護が必要な方は、排泄のお世話をしてもらうのに遠慮してしまい、便意を感じても我慢をしてしまうことがあります。便意を我慢すると、便秘の症状が悪化してしまうため、周りの家族が気を付けるようにしなければなりません。

 

当サロンでは、高齢者の方でも新陳代謝を促進させたり、体のターンオーバーを整えることで、便秘を改善することが可能な施術を行っております。まずはお気軽にご連絡ください。

 

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